しかし、サブプライムローン問題で供給過剰状態にあった福岡のマンション市場は一気に冷え込み、同社の販売も苦戦した。しかしこれまでに松島の物件(60戸、08/2月竣工)を残すのみとなっている。それも最終2邸の販売まで漕ぎ着けているようである。
同社は代表の出身は販売代理業であり、金融スポンサーさえ付けば、販売不振の物件や経営不振のデベロッパーから購入して、アウトレット販売できる。中垣社長は人脈を使い、次から次へこうした物件を仕入れ販売して、今ではアウトレットの地場№1企業に躍り出ている。こうした事業はプロジェクト「クラッサ」事業として取り扱い、今では本業となっている。
こうしたアウトレット事業は現在のところはまだ完成在庫の処分すべき物件があることからまだ商売にはなるだろうが、暫くすれば弱小のデベロッパーは整理淘汰されることにより、クラッサ事業も限界が生じるものと思われる。それまでは同社の出番はまだかなりありそうである。地場デベのダックスやアルバクリエイトなどもアウトレットも販売を行っている。