アイコン ウェルサンピア福岡/福津市購入予算可決/年金施設売却問題⑧

ウェルサンピア9月25日、福津市議会は臨時市議会を開催、ウェルサンピア福岡の入札参加資金の補正予算を賛成多数で採択した。

14日の福津市の定例市議会では、全会一致でウェルサンピア福岡の維持存続を求めており、25日の議会は実質継続審議の臨時議会であった。
これでウェルサンピア福岡の福津市取得による維持存続が大きく動き出した。

厚生年金施設であるウェルサンピア福岡は、国民の健康施設として年間36万人以上が利用、その役割を果たしている施設である。にも関わらず年金施設は処分目的の法律の下、年金・健康保険福祉施設整理機構により売却が進められている。

しかし、年金・健康保険福祉施設整理機構による処分は、国民健康のために貢献している施設でも国民のためではなく、結果マンション業者や不動産開発業者のために売却が図られているのが実態である。年金・健康保険福祉施設整理機構も一応事前に、地元自治体に購入意思の確認をしているようだが、当該の地方の弱小の自治体は購入しようにも、そうした購入資金を用意できない疲弊した財政状況となっているのが現実である。それを見越したように不動産業者への売却が進められている。
ウェルサンピア福岡のように本来の目的に使用され、黒字経営され、近隣に代わる施設もない地域では、国民に返すべきであり、本来無償で地元自治体に渡すべきではなかろうか。

ウェルサンピア福岡の土地は、戦前地元民から軍馬の訓練所として国が強制収用した土地である。近くにはバルチック艦隊を撃破した東郷元帥の東郷神社もある。

 

[ 2009年9月28日 ]
この記事を見た人は以下も見ています(ウェルサンピア福岡、)
スポンサードリンク
スポンサードリンク