アイコン 「1万円かんぽ」どころではない/年金施設整理機構の暴挙④

このたび民間の個人に売却されるウェルサンピア福岡は、入札の結果個人が落札した価格は8億2020万円。
最初に驚いたのは、ウェルサンピア福岡の売却最低価格5億12百万円である。

ウェルサンピア福岡施設は、16万3,500㎡(49,458.82坪)ある。その敷地に3階建ての宿泊会議施設や体育館・アスレチック施設・プール施設当の建物があり、球技場が3面・テニスコート場・ゴルフ練習場などあるが、当施設は、海から陸地に50メートル入った海沿いの殆どフラットな敷地である。
不動産開発をする場合、道路・公園など販売有効面積は,総面積から減歩する必要があるが、それにしても最低価格5億1,200万円は破格値としか考えられない。
次に最低価格値を異議とする根拠を示そう。
国交省調査による2009年度の住宅価格は、次のとおりとなっている。

参考地
参考地単価/円
坪当り/円
法規制
参考地の地籍
宮地浜2-1-16
33,500/
110,743
1低専
247
西福間3-7-6
3丁目4500-168
41,700/
137,851
1住居
253
西福間4-4-1
ウェルサンピア福岡
 
 
 

下記地図の上にJR福間駅から遠い宮地浜の物件(当施設の北隣200m地)があり坪11万0千円、駅に少し近くなる西福間3丁目の物件が坪13万7千円となっている。よって西福間4丁目のウェルサンピア福岡の土地価格は坪12万円推定できる。
単純に土地価格を計算すれば、49,458坪×12万円=59億34百万円となる。
 落札した個人はどなたか知らぬが、当然当施設を潰し開発する。販売有効面積を敷地の60%とする。また解体費用および開発費(殆どフラット)を10億円と高く見積もっても49億34百万円×60%で29億60百万円が売却価格となる。購入費用が8億20百万円。
差引21億40百万円の純利益が転がり込んでくる計算である(登記及び各種申請費用別)。
8億円投資して1年~5年後(最長販売期間)には29億円転がり込んで21億円が丸儲けの計算である。
 事業継続するとして購入意思を示した福津市(もともと福津市民の土地)が購入するなら別にして、民間に売却する価格としてはとんでもない安い価格である。
 それも福津市が8億円用意したことを(議会で決定、新聞報道される)知っての個人による落札価格であった。



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[ 2009年10月28日 ]
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