アイコン 福津市民から強制徴用した土地を市民に返せ/年金施設整理機構の暴挙③

 福津市民の願いも空しく民間の個人に売却されるウェルサンピア福岡は、国有地である。しかし、同土地は、戦前軍馬訓練所(支那・朝鮮に近い)として、強制的に地元の農民に提供させたものである。

戦後も国有地のままで「福間競馬場」として運営されたが、昭和34年競馬場が廃止になった。その後「健康づくりの福祉施設」、スポーツを通した「青少年育成の場」として公共施設を誘致できないかと強い住民運動が起こり、地域住民が中心となって県及び国に陳情した結果、昭和47年「福岡厚生年金スポーツセンター(ウェルサンピア福岡)」ができた経緯がある。
 現在は、スポーツ施設のみならず、観光(施設は海がめも産卵する福間津屋崎海岸に隣接)や市民の憩いの場所として、また介護のリハビリ施設として、あるいは地域間交流の施設として、企業の研修施設として、その利用目的も多岐にわたっている。当施設は福津市内外の多くの人たちにも親しまれ、年間35万人超が利用する施設となっている。
 年金施設整理機構による売却が迫るなか、住民間で「このままでは存続できないのではないか」と不安が広がり、「福津市が買って欲しい、施設を存続させて欲しい」との強い要望が署名活動に発展した。福津市民の多くが願っている証拠に有権者の過半数以上の26092人の署名を集めた。また発起人会の団体も、幹事区長会・商工会・観光協会・医師会など10組織が賛同して発起人になったのであった。
 
そもそも当施設の土地は、地元の土地である。戦前戦後のドサクサで国有地となったものを、地元が買い戻すと意思表明しているにもかかわらず、RFOが一般入札にかけ売却するとは言語道断といえる。
 

[ 2009年10月27日 ]
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