アイコン ベイサイドプレイスに春が来る/九電工

九電工は、懸案のベイサイドプレイスのリニューアルオープンを3月11日オープンさせると発表。河部九電工には何回も騙されており、新体制になった九電工により当計画が昨年9月発表されたものの疑心暗鬼だったが、本当にやってのけるようだ。


施設には、壱岐や玄海灘の魚介類及び北部九州の農産物など、地元産物を販売する「市場」を核に、いろいろ楽しめるレストランや子供遊具を備えた施設など約20店舗が入る予定。
レストランは23時までの営業であり、客船を見ながらの食事もでき、デートコースになるよう祈るばかりである。スーパー銭湯もある。
交通の便が悪くバスか車。地下鉄は、開発当初からあったベイサイドプレイスまでの計画も、キャナル対策が先のようである。
一つ問題なのは有料駐車場、それも高い。ぜひ何か一つ買ったら無料券を配布していただきたいものである。当地にある市営駐車場は、頓挫させた市の責任もあり、特別料金を設定すべきである。

ベイサイド

ベイサイドプレイスは、開発好きな桑原市政により博多港湾再開発の一環として計画された。1988年に福岡市5%、博多港開発(第三セクター)10%、福岡商事(福銀系)10%、西日本不動産開発(西銀系)10%、福岡地所(福岡シティ系)10%のほか、九州電力など地場企業の出資により資本金4億円で「サンピア博多」が設立され、1991年6月にベイサイドプレイス博多がオープン。開業当時は年間来場者数400万人超の市内有数の集客施設であった。
福岡市の能無しの天下り社長(報酬も退職金も一杯貰っていた)により経営が続けられ、客離れに有効な対策も打ち出せず、2005年9月負債総額約39億円で、福岡市の第③セクター初の民事再生申請。福岡市からの融資3億4,000万円も債権放棄。
破綻後「サンピア博多」の資産(建物だけ。土地は海岸で市有地)を九電工が購入。同社はかっこよく「森ビル都市企画」(森ビル系)と共同で商業アミューズメント施設を運営することを計画したが頓挫。「サンピア福岡」破綻後も残っていたテナントも追い出し全面改装したため、これまで入居テナントなしの状態が続いてきた。九電工は当施設で相当損し続けてきた。
今回のオープンは、成功することを祈るばかりであるが、アイデアはこれしかなかったのであろう。若い人を呼び込まなければ成功しない。
 

[ 2010年2月 4日 ]
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