アイコン 九州の景気も上向いている?  九州電力 電力需要伸びる

九電は6月度の販売電力量を次のとおり発表した。
6月は販売電力量は、64億15百万kWhとなり、前年に対し+2.8%と6か月連続で前年を上回った。
大口分を除いた一般需要は、5月から6月の気温が前年に比べ低めに推移したことによる冷房需要の減少はあったものの、検針期間が前年に比べ長かったことなどから、前年に対し+1.8%と6か月連続で前年を上回った。
大口需要は、電気・輸送用機械や非鉄金属など主要業種の増加から、前年に対し+5.2%と7か月連続で前年を上回った。

<用途別実績>

/(百万kWh,%)
実績
対前年伸び率
対前年累計
伸び率
特定規模需要以外の需要
電灯
1,990
4.9
7.5
電力
低圧
325
1.6
4.1
その他
60
-1.1
4
電灯・電力計
2,375
4.3
6.9
特定規模需要
業務用
1,549
-1.9
-0.9
産業用
2,491
4.6
7.1
特定規模需要計
4,040
2
3.9
販売電力量合計
6,415
2.8
5.1
(注)産業用電力には、その他電力を含む

 
 <大口電力産業別実績>
/(百万kWh,%)
実績
対前年伸び率
対前年累計
伸び率
機械
594
6.1
8.6
 
電気
411
3.4
6.3
輸送用
140
13.2
15.1
鉄鋼
160
-1.9
9.3
化学
203
5.9
14.1
窯業土石
78
2.1
6.1
食料品
198
2.4
1.1
パルプ・紙
41
11.9
4
非鉄金属
159
14.7
19.1
その他
538
4.6
5.1
合計
1,971
5.2
8.1
 
こうしてみると、リーマンショックで打ちひしがれた昨年の状態から、回復基調にあることだけは間違いなさそうである。福岡は商業都市であり、産業都市の状況がなかなか見えないところがある。
[ 2010年7月28日 ]
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