【ゼネコンランキング(株価編)】大末建設㈱研究/特損計上で今期赤字転落へ
同社は、121 名のリストラを行った結果、退職給付費用が約9 億3 千万円発生、また貸倒損失も4億円が予定されることから、今3月期は▲8億30百万円の赤字に転落すると発表した。
同社は、三和銀行がなくなり裸となっているが、ご加護がない分、売上高がジリ貧状態で落ち込み続けている。受注選別を高めれば受注が減少し、固定費が利益を圧迫する。固定費を減らすと営業力が弱まり仕事が取れないというジレンマに陥っているようである。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
09年3月期実績 | 65,363 | 1,226 | 866 | 181 |
10年3月期予想 | 54,800 | 1,350 | 1,000 | -830 |
前期の自己資本は52億38百万円、同率10.9%、有利子負債209億56百万円
このまま行くと、今3月期には、自己資本率が一ケタ台になる。
株価も50円を割り込み35円となっている。一儲け考えないと危険水域に至ってしまう。
[ 2010年3月15日 ]
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