アイコン 丸和/減損処理等で赤字拡大・点滅信号か

同社の株価は39円になってしまった。1月決算は営業利益段階から赤字であり、減損も加わり27億43百万円の大赤字を露呈。結果、自己資本も25億32百万円から11億67百万円まで急低下、率も5%さえも割り込み4.7%となった。図体のでかい丸和をどこまでユアーズが見れるか、金融機関の支援体制は整っているのか等、丸和は点滅信号状態となってしまった。

金融機関からの長期借入金は、前期60億74百万円計上されていたが、今期は19億円まで減じている。このことは、一昔前に金融機関が逃げ出すときによく使われた手口で、短期貸付金に振り替えられている。
同社は、ユアーズが実質経営(代表取締役社長の根石氏は、ユアーズの取締役でもある。ユアーズが40.91%株保有)しているが、よりによって平成20年4月石原産業を子会社化した。石原産業の店舗がどうであれ、粉飾・○○ザ何でもありといわれた最悪の会社を子会社化してしまったものだと感心するのみであったが・・・。

 連結/百万円
2007年1月期
2008年1月期
2009年1月期
2010年1月期
売上高
36,428
39,724
40,282
37,780
営業利益
325
667
-43
-110
経常利益
426
363
-313
-457
当期利益
20
140
15
-2,743
総資産
21,361
21,511
27,169
25,008
自己資本
2,380
2,520
2,532
1,167
資本金
2,909
2,909
2,909
2,909
有利子負債
12,389
12,333
13,114
12,851
自己資本率
11.10%
11.70%
9.30%
4.70%

 
 
2009年1月
丸和の借入先
借入額/百万円
西日本シティ
6,362
みずほ
1,983
商工中金
1,775
三井住友
820
日本政策
176
熊本ファミリー
131
伊予
65
 
 
ユアーズ
1,000
※前回、福岡流通大戦争で丸和とユアーズは記載している。
[ 2010年3月15日 ]
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