アイコン 薩摩川内市長/九電川内原発3号機建設スタートへ 

九電は薩摩川内市に対して、平成21年1月8日、薩摩川内市長に「川内原子力発電所3号機増設のお願い」を申請、1年以上経過した6月7日、市長より「3号機増設に同意する」旨のご回答を得た。今回の同意で、3号機増設を進める九電にとって、大きな前進である。 

玄海原発では、既に3号機もあり、使用したウラン燃料の再利用を行うプルサーマル発電も行っている。川内市は監督官庁の意向に沿い、周囲の町や甑島と合併して薩摩川内市となったが、玄海町は周辺中核都市である唐津市の誘いに乗らず、平成の大合併を断った。当然、原発交付金や九電からの地元対策費で超裕福な町となっており、お裾分けどころか殆ど持っていかれてしまう合併にはこぞって反対であった。

中国電力では、島根原発でマニュアルの定期点検を100ヶ所以上放ったらかしにしていたことが発覚、市・県・監督官庁に平謝りが続いている。しかも温暖化対策で原発推進の鳩山君も退陣しており、新たな原発予定地の開発はこれで10年以上延びよう。一度あることは2度ある。
監督官庁もこうした原発の危険部位の点検さえ、各電力会社に任せ、点検したかどうかを全くチェックしていない実態が浮き彫りになっている。
国の模範生の九電さんの原発は、本体については何も問題が発生しない。それほどきっちり管理されている証拠であろうが、発生しないことが逆に不安を醸し出してしまうのは心配性だからであろうか・・・。
 

[ 2010年6月 8日 ]
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