アイコン 【大内田建設破綻解説】大内田建設㈱の破綻③ 

建設業の許可取り消し
大内田建設は、6月25日建設業の許可取り消し処分を福岡県から受けており、仕事ができない状態に追い込まれていた。
しかし、福岡県のホームページを見ても、そうした処分内容が一切公表されていない。そこで福岡県庁に問い合わせた結果、建築業法違反により逮捕され、罰金刑が確定したことから、業法に基づき建設業許可の取り消し処分に該当するため、建設業の許可を取り消したということであった。

ところで、何故公表していないのか、取り消し処分より軽い指名停止措置は、即日公表しているのにおかしいのではないかと尋ねたところ、国交省に提出して国交省から発表されているとの回答であった。しかし、国交省ではまだ発表されておらず、国交省の担当に何故即日公表しないのかと問うたところ、まとめて掲載しており、まだHPに掲載していないとの回答であった。
そこで、「何のための公表か」と問うたが、適切な回答は得られなかった。こうしたことは処分をした福岡県が公表すべきであり、国でも公表するというのが筋であるとの回答であった。(国交省の担当者は福岡県に連絡するといったが、実際するかどうか不明。)
悪質な業者の場合、公表するのが遅ければ、建設業の許可取消し処分後でも新たな契約をして、お金を取る企業もあるかも知れず、大問題である。福岡県の建築課は国交省にその責任を擦り付けるつもりであろうか。
福岡県庁も国交省もお役人仕事をしており、消費者の目線には程遠いものである。

[ 2010年6月30日 ]
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