アイコン 進化する建築シリーズ⑧ 三井住友建設 環境配慮型マンション開発

0604_01.jpgエコ時代、エンドユーザーのマンション選びの判断も住まいの快適性だけではなく環境性能が意識されるようになってきているが、三井住友建設は、新しい板状集合住宅システム「SuKKiT(スキット)」シリーズの3方向扁平梁構法「トリプルフラットビーム」に、「環境共創プラットフォームの概念をプラス。高耐久、長寿命、リフォーム等更新容易性など建物の基本性能を備えた構造体としてのプラットフォーム(土台)に、太陽光発電システム(PV)をはじめとした様々なエコ要素をモジュールとして組み込んだ環境配慮型マンションのプロトタイプ「スキットエコ1500」を開発している。
 

14階程度までの中高層マンションをターゲットにしており、「省エネ・新エネ活用」「快適環境」「生態系保全」「再生循環」に対応したエコ要素と、「利便性」「防災・安全性」に関連した生活モジュールを標準装備したプロトタイプを施工コストは戸当たり1500万円程度となっている。値引きもありだろうから、現状の建築コストとさほど変わりはなく、デベロッパーにとって環境配慮型マンションの謳い文句も宣伝利用できる。
「手軽でかんたんなエコ」として、「エネルギー使用量表示機能付きリモコン」によるエネルギー消費の見える化、「節水型トイレ」、「節水型シャワーヘッド」、「水栓節水コマ」による節水、「潜熱回収型高効率ガス給湯器」による高効率給湯、「Low-Eペアガラス」、「保温浴槽」などが住戸専有部に装備され、全体では太陽光発電も付いているようだ。
 

[ 2010年6月 4日 ]
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