アイコン 進化する建築シリーズ⑨ 前田建設工業 超高層RC造集合住宅システム

同社の超高層RC造集合住宅システムである「MARC-Hシステム」は、高さ60m以上200mクラスまでを対象とした超高層RC造集合住宅の設計・施工システムを開発、有明レジデンシャルタワー等実績も重ねている。
建物は、地上部の主要躯体は、柱・梁・床スラブで構成され、免制振装置と併用することも可能。また、主要躯体は全てPCa(プレキャスト)化が可能となっており、高い品質と高耐久性を確保しつつ施工の合理化を図っている。 

1、技術
①ラーメン構造で、Fc≦150N/mm2の超高強度コンクリートと主筋にUSD685までの高強度鉄筋の採用が可能。
②柱・梁・床のPCa化や主筋のプレート定着工法を採用。
③ 免制振装置を組み込むことが可能で、より高い耐震性能を実現。
2、メリット
①材料の高強度化により200m程度までの超高層RC造集合住宅の建設が可能。
② 柱・梁・床のPCa化などの工業化工法により工期の短縮と高品質化を実現。
③ 仮設工事費の低減によりトータルコストの低減。
④ SRC造と比較し10%のコスト低減、15%の工期短縮が図れる。

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[ 2010年6月 7日 ]
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