アイコン 名古屋臨海高速鉄道(株)/ADR申請 借金棒引きへ 七隈線と似たり寄ったり

「あおなみ線」の名古屋臨海高速鉄道(株)(愛知県名古屋市港区十一屋1-46、代表:齋藤圭三)は、私的整理の事業再生ADRを6日申請した。(平成22年3月期の)負債総額は約460億円。
 名古屋市、愛知県、JR東海など19社が出資する第三セクター、名古屋港と名古屋市の都心部15.2kmを結ぶ「あおなみ線」を平成16年10月開業した。

しかし、1日あたりの乗車人員は当初見込みの6万6,000人に対して半分以下の2万7,000人にとどまり、初期工事費用750億円の借入金や償却負担は重く、設立当初から連続赤字を計上。
平成22年3月期の売上高は18億9244万円、鉄道事業用資産の減損損失を特別損失に413
億円計上、最終赤字はなんと436億円の巨額に達し、債務超過はなんと414億円に陥っていた。
今後は、資本金157億円の全額減資、愛知県と名古屋市からの借入金計307億円は債務の株式化、日本政策投資銀行が債権放棄する約120億円は名古屋市が損失補填する予定。さらに減資後の増資、資産圧縮、人件費削減を行うことで再建を図り早期の黒字化を目指す予定。 

「あおなみ線」は、建設アリキのでたらめ計画であり、税金が損なわれることになった。建設アリキの名古屋市の幹部や議員からの依頼で、デタラメな計画を立てたコンサルタント会社を明らかにすべきであり、デタラメコンサルタント会社は追放すべきである。当時の幹部や議員にその責任を取らせる必要がある。そうでもしなければ、この国は良くならない。本当に必要なところに税を投入すべきである。
福岡市の七隈線も大赤字、黒字になるよう路線延長まで考えている。福岡市の財政健全化の方が先であろうが、開発好きな市議会と市長は永遠とこうした財政悪化原因を新たに作り出す。吉田市長もこども病院で名を残したいのであろう。

名古屋臨海  

[ 2010年7月 7日 ]
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