アイコン 大内田建設㈱破綻の波紋

負債総額約40億円で、29日事業停止した大内田建設㈱であるが、大型のマンション工事をしていただけにその波紋は拡がっている。
既に事業停止している下請先もあり、約5000万円焦付き動向が注目されている会社もある。また、大内田建設㈱との関係が深かった取引先も今時仕事がなく心配されている。

今回の破綻は、6月25日の福岡県による建設業許可取り消し処分によるものであるが、その原因は、5月7日の粉飾決算書を県に提出していたという建設業法違反容疑で社長と副社長が逮捕され、それを認め罰金刑が確定したためである。
周辺では、50億円以上売上げている会社の社長と副社長を逮捕するとは、影響度も大きく別件逮捕ではないかと囁かれていた。しかしパソコンから段ボール箱まで30箱以上家宅捜査で押収したものの何も出ず、罰金刑となった模様だ。
ここに大内田建設の取引先35社分の資料が読者から届けられているが、焦げ付いたかどうかは別にして、小野建、タカラスタンダード、三洋工業などの顔が見えるが、北九州市の下請先が殆どである。
5月には社長らが逮捕され戦々恐々となった大内田建設㈱の下請先であったが、その後釈放され、下請先も安堵して第一交通産業の到津マンション工事をしていた矢先の出来事となってしまった。

[ 2010年7月 2日 ]
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