飯田産業/第3四半期 株価は震災の全面安からストップ安
同社は、不動産・住宅建設業界について、新設住宅着工戸数や中古マンション・戸建の仲介取引件数は回復の兆しがみえてきているものの、全体としては依然として厳しい状況にある。
戸建分譲住宅業界においては、住宅ローン減税、贈与税非課税枠拡充、フラット35S金利の大幅引下げ、さらに住宅版エコポイント制度の対象拡充や制度延長などの政府による住宅に関連する景気刺激策などの後押しによって、新設住宅着工戸数(分譲一戸建)は平成22年1月から前年を上回るようになり、新設住宅の牽引役として、実績を挙げてきた。
このような環境下、引き続き用地仕入の厳選、建設単価の抑制および早期販売の徹底などを行うとともに、販売費及び一般管理費の節減にも努めた。戸建分譲住宅については、当第3四半期連結会計期間における売上棟数は、712棟(同累計期間2,487棟)となり、売上高は217億98百万円(同累計期間769億23百万円、前年同四半期比6.4%増)となった。なお、マンション分譲においては、当第3四半期連結会計期間における引渡対象物件はなかった。
この結果、当第3四半期連結会計期間の売上高は232億50百万円、営業利益23億33百万円、経常利益は22億06百万円、四半期純利益は17億47百万円となった。
なお、前年同四半期との比較では、売上高は▲0.2%減収、営業利益は▲1.2%、経常利益は▲4.0%と各々減益となり、四半期純利益においては25.3%増益となったとしており、少し翳りが出てきたようである。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年3月期第3四半期 | 76,041 | 7,213 | 6,900 | 4,082 |
11年3月期第3四半期 | 83,428 | 9,648 | 9,235 | 5,931 |
前第3四半期比 | 109.7% | 133.8% | 133.8% | 145.3% |
11年3月期通期予想 | 134,600 | 15,000 | 14,300 | 8,000 |
10年3月期実績 | 114,162 | 10,872 | 10,367 | 5,949 |
通期予想/前期比 | 117.9% | 138.0% | 137.9% | 134.5% |
11年3月期第3四半期 | 総資産 | 純資産 | 自己資本 | 自己資本率 |
108,611 | 44,645 | 44,359 | 40.8% |
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