ニトリ/2月決算 最高益更新
ニトリにしろ、ヤマダ電機にしろ、ユニクロにしろ、既存の業界の中で、一代でここまで成長することを誰が予測できたであろうか。経営者の発想が違うのだろうか。
同社は、属する家具・インテリア小売業界について、消費者の低価格志向と生活防衛意識の高まりなどから個人消費は足踏み状態が続き、今後も不透明な状況が続くものと思われる。このような情勢のもと、商品面での競合優位性確保に向けた海外からの開発輸入商品の拡大に引き続き注力するとともに、自社企画開発商品の品質向上へ向けて海外生産工場への生産管理の指導・教育を継続的に実施。また、責任体制の明確化を図ると共に、機動的かつ柔軟な経営判断を可能にするグループ運営体制を構築し、グループとしての企業価値の最大化を目指すため、平成22年8月21日をもって持株会社体制へ移行している。
商品面では、昨年度に引き続き2月、5月、8月及び10月に「追加値下げ」を継続して実施した。また、トータルコーディネートシリーズを新たに11シリーズ展開し、色や柄でつなげた豊富なコーディネート商品を提案するとともに、システムキッチンや小型家電の品揃えを強化し、ステーショナリー商品の新規開発を進めた。
広告宣伝活動は、全国ネットのテレビCM枠とチラシ紙面の販促企画を連動させた重点販売商品の集中訴求を行い、お客様の認知度向上と販売促進に関する費用の低減の両立を図った。また、トータルコーディネート商品及びキッズルーム商品のカタログを発行したほか、ホームページ上でデジタルカタログを展開した。
国内店舗数は、237店舗(平成23年2月20日現在)、海外(台湾)合計で7店舗、合計店舗数は244店舗。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年2月期 | 286,186 | 46,456 | 47,430 | 23,838 |
11年2月期実績 | 314,291 | 52,665 | 53,594 | 30,822 |
11年期/10年期 | 109.8% | 113.4% | 113.0% | 129.3% |
12年2月期予想 | 325,100 | 47,000 | 48,100 | 26,700 |
12年期予想/11年期 | 103.4% | 89.2% | 89.7% | 86.6% |
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