ワイ・イー・データ/2月決算 今期期待
同社は、レーザマーキング装置では、価格対応力・性能向上により中国・台湾市場への取組みを強化し、ガルバノスキャナシステムもレーザ溶接用ヘッドをはじめとする各種用途への応用展開をすすめたほか、光学ユニットやレーザコントローラなどの機種を拡充した。
また、メカソルに於いては、スマートフォン、タブレット型携帯端末などの用途向けに需要が拡大している小型電子部品(チップコンデンサ・チップインダクタ)やタッチパネル製造用として、電極塗布装置やスプレー塗布装置の拡販が奏功したことに加え、㈱安川電機と連携してロボット応用システムへの取組みにも努めた結果、オプトメカトロニクス事業部門の売上高は33億6百万円(前期比97.5%増)と倍増した。
なお、エンコーダについては、生産委託先との契約解消により当連結会計年度をもちまして中国での生産活動を終了している。
情報マルチメディア事業は、フォトキオスク端末の国内市場に於いて順調に設置台数が増加した一方で、FDDが最終需要に入り当第2四半期累計期間をもって中国での生産活動を終了しているほか、今期後半に投入したUHS-Ⅰ対応(ウルトラハイスピード)カードリーダも期中の販収効果に結びつかず、当部門の売上高は17億67百万円(前期比▲22.9%減)。
オプトメカトロニクス事業部門がここまで伸びていることから、同社の業績も回復してくるものと思われる。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年2月期 | 4,408 | -600 | -561 | -885 |
11年2月期 | 5,529 | 33 | 74 | 25 |
前期比 | 125.4% |
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