ビックカメラ/8月期 中間決算 増収増益 ベストもやっと回復基調
家電業界につき同社は、政府の家電エコポイント制度変更前の駆け込み需要の影響もあり、テレビ・エアコン・冷蔵庫のエコポイント対象3商品が好調に推移した。さらに、携帯電話・ブルーレイディスクレコーダー・理美容家電も好調に推移した。
このような環境下、「より豊かな生活を提案する、進化し続けるこだわりの専門店の集合体」の一層の強化を目指して、価格・品揃え・接客・サービス・店作りにおいて、更に改善を重ねた。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は 3,119億69百万円(前年同期比4.5%増)となり、売上総利益率の改善に加え経費削減に努めた結果、営業利益は106億78百万円(前年同期比63.8%増)。また、経常利益は 115億79百万円(前年同期比 454.2%増)、四半期純利益は 51億62百万円(前年同期比 205.7%増)となったとしている。
店舗は、「ビックカメラJR八王子駅店」を昨年11月開店させている。
営業効率度合いは、営業利益率となるが、同社はまずは3ポイントは欲しい。エコポイント効果需要もあり、中間期ながら3.42ポイントまで上昇させている。持分法の適用会社であるベスト電器も大幅閉店リストラをこなしながら、売上高を殆ど落としておらず、そうした効果が、今後現れてくるものと思われる。
しかしながら、家電業界は、震災ショックで3月までのエコポイントの駆け込み需要が空振りに終わっており(シャープのテレビ在庫が急増)、これからは景気とも睨めっ子しながらの営業となる。
当然、今後期待される震災特需も営業の大きな柱にグループで据える必要があろう。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 営業利益率 | 経常利益 | 当期利益 |
10年8月期第2四半期 | 298,438 | 6,518 | 2.18% | 2,089 | 1,688 |
11年8月期第2四半期 | 311,969 | 10,678 | 3.42% | 11,579 | 5,162 |
前期第2四半期比 | 104.5% | 163.8% | 554.3% | 305.8% | |
11年8月期通期予想 | 622,000 | 15,600 | 2.51% | 17,600 | 7,500 |
10年8月期実績 | 608,274 | 14,764 | 2.43% | 11,759 | 5,965 |
09年8月期実績 | 589,177 | 8,854 | 1.50% | 9,367 | 5,094 |
08年8月期実績 | 630,740 | 16,346 | 2.59% | 16,612 | -1,662 |
通期予想/前期比 | 102.3% | 105.7% | 149.7% | 125.7% |
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