アイコン セブン&アイ・ホールディングス/2月決算 特損大幅減り利益大幅増

711できもしない西武百貨店を買収して閉鎖してしまった同社であるが、2月期はそうした特損もなくなり、大幅に利益を増加させた。今期は、売上高は10ポイント以上下落すると見ているが、経常利益は増加を予想、PB商品の扱いでも拡大するのであろうか。

セブンイレブン事業は、グローバルな店舗ネットワークの拡大を推進してきた結果、平成22 年には世界16ヶ国・地域に展開するセブン-イレブンの店舗数が40,000店舗を突破した。以上の結果、コンビニエンスストア事業の営業収益は主に7-Eleven, Inc.においてガソリン単価が伸長したことなどにより2兆364億64百万円(前期比3.4%増)、営業利益は㈱セブン-イレブン・ジャパンの大幅な増益により1,954億77百万円(同6.3%増)となった。 
なお、円高による押し下げの影響は、営業収益において約980億円、営業利益において約22億円が含まれている。
  
スーパー事業は、イトユーカドーは170店舗展開、食品スーパーは、当期末で㈱ヨークベニマルが、東北地方を中心に170店舗(前期末比6店舗増)、㈱ヨークマートが首都圏に65店舗(同3店舗増)を運営。㈱ヨークベニマルでは「セブンプレミアム」の積極的な販売を継続するとともに、売場におけるメニュー提案を強化したものの、東北地方を中心とした経済環境の影響などから、売上は弱含みのまま推移した。
中国においては、平成22年12月末時点で北京市に総合スーパー8 店舗(前期末比1店舗減)と食品スーパー1店舗、四川省成都市に総合スーパー4店舗を、それぞれ展開しており、特に成都市においては好調な売上を継続した。
以上の結果、スーパーストア事業の営業収益は1兆9,816 億04百万円(前期比1.7%減)、営業利益は売上が伸び悩んだものの経費削減に努めたことなどにより157億08百万円(同10.8%増)となったとしている。
 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年2月期
5,111,297
226,666
226,950
44,875
11年2月期
5,119,739
243,346
242,907
111,961
前期比
100.2%
107.4%
107.0%
249.5%
12年2月期予想
4,600,000
248,000
245,300
87,500
12年期予想/11年期
89.8%
101.9%
101.0%
78.2%

[ 2011年4月 8日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   

コメント