アイコン 5月の普通鋼鋼材需給速報を発表/日本鉄鋼連盟、

生産量 前年同月比7.5%の大幅減、前月比では3.9%増、輸出も大幅減少。
 5月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(663.9万トン)比50.0万トン・7.5%減の613.9万トンと3ヵ月連続して減少した。また、前月比では23.3万トン・3.9%増加した。
 5月の出荷は、国内向けは363.5トンで、前年同月比では30.3万トン・7.7%減と3ヵ月連続して減少した。

また、前月比では18.0万トン・5.2%増加した。輸出向けは198.6万トンで、前年同月比で49.9万トン・20.1%減となり、3ヵ月連続の減少となった。前月比では15.7万トン・7.3%減少。なお、輸出向けが200万トンを下回ったのは、2009年7月以来22ヵ月振り。

 この結果、出荷合計では、前年同月(642.3万トン)比80.2万トン・12.5%減の562.1万トンと3ヵ月連続の減少となった。また、前月比では2.4万トン、0.4%の増加となった。

 5月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(651.4万トン)比51.8万トン・8.0%増の703.3万トンで、2ヵ月連続で増加した。
内訳をみると、メーカー在庫が前月末(515.8万トン)比47.3万トン・9.2%増の563.1万トンと2ヵ月連続して増加した。
また、問屋在庫も前月末(135.6万トン)比4.6万トン・3.4%増の140.2万トンと3ヵ月連続の増加となった。

 国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(537.6万トン)比25.7万トン・4.8%増の563.2万トンと2ヵ月連続して増加した。また、輸出船待在庫は前月末(113.9万トン)比26.2万トン・23.0%増の140.1万トンと2ヵ月連続して増加した。

 5月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の116.4%から8.7ポイント上昇し125.1%となり、2ヵ連続して100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の155.6%から0.6ポイント低下し155.0%となった。         以上

 国内経済は震災・原発事故の影響という一過性のものであるが、輸出の大幅減少はただ事ではない。中国経済の減速に起因しているものであるならば、今後の日本経済へも大きく影響してくる。中国政府当局は10%超える経済成長率を今後8%台までに抑え、インフレ抑制に入るとしているが、守銭奴国民の中国にあり、経済破壊に繋がらなければよいが。
 

[ 2011年6月30日 ]
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