空前のトーニングブーム スポーツシューズ市場調査/矢野研
矢野経済研究所では、2011のスポーツシューズ市場の調査をした結果を発表した。
2010年のスポーツシューズ国内出荷市場規模は数量ベースで、前年比101.1%、金額ベースで同101.0%。
2010年のスポーツシューズ国内出荷市場規模(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで前年比101.1%の7,805万足、金額ベースで同101.0%の2,767億4,000万円となった。
スポーツシューズ市場のなかでも、最大構成比である「多目的シューズ(一般カジュアルスニーカー)」が、マイナス成長となったが、継続したランニングブームで「ランニングシューズ」「ウォーキングシューズ」「アウトドアシューズ」の出荷が伸長、全体市場は微増となった。
歩くだけでヒップアップ効果・美脚効果などがあるとされるトーニングシューズは、急速に空前のブームとなっているが、「ウォーキングシューズ」の2010年国内出荷市場規模は数量ベースで前年比120.3%、金額ベースで同117.0%。
2010年の「ウォーキングシューズ」国内出荷市場規模は、数量ベースで前年比120.3%の692万足、金額ベースで同117.0%の431億8,000万円とともに大きく伸長している。
<スポーツシューズ市場とは>
本調査におけるスポーツシューズとは、スポーツ用品メーカー、靴・履物メーカーがスポーツシューズとして出荷している商品(14分野)を対象とし、メーカー出荷足数・金額ベースでそれぞれ算出した。
<トーニングシューズとは>
ヒップやふともも、ふくらはぎなど、着用することで下半身を引き締める効果があるシューズを指している。着用することで従来よりもカロリー消費量が増すといったダイエット効果、エクササイズ効果を有するシューズなどもこれに含んでいる。トーニングシューズという機能訴求をしていない場合でも、上記のような効果が期待できる商品、あるいは“美脚”を訴求する商品についてはトーニングシューズと定義した。なお本項では、スポーツシューズメーカーが展開するトーニングシューズのみを調査対象とした。
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