アイコン 8月の首都圏マンション市場動向を発表/不動産経済研究所

≪首都圏のマンション市場動向≫
◎供給は微増の2,306戸、都区部35%増加もその他が大幅減少。
◎平均価格5,116万円、m2単価72.8万円でいずれも2ケタ上昇。

(1)8月の発売は2,306戸、前年同月(2,268戸)比1.7%増、前月(4,073戸)比43.4%減。

(2)契約率69.9%、前年同月比4.9ポイントダウン、前月比では6.3ポイントダウン。2011年7月76.2%、6月79.2%、5月79.2%、

(3)1戸当り価格は5,116万円、1m2当り単価は72.8万円。
 前年同月比で戸当り692万円(15.6%)のアップ、m2単価は6.6万円(10.0%)アップ。

(4)販売在庫数は4,975戸、前月末比13戸の増加(2011年7月末4,962戸、2010年8月末5,025戸)。

(5)即日完売物件(14物件194戸)
〔1〕 クレヴィア中目黒1期1・2次(目黒区、45戸、平均4,506万円、平均1.2倍、最高4倍)
〔2〕プラウド志村坂上トレサージュ(板橋区、49戸、平均4,716万円、平均1.22倍、最高4倍)
〔3〕グリーンコートレジデンス(国分寺)1期7~12次・2期1~4次(小平市、50戸、平均3,372万円、平均1倍、最高1倍)
〔4〕シャリエたまプラーザ2期(終)(宮前区、14戸、平均4,777万円、平均1.8倍、最高3倍)

(6)8月の超高層物件(20階以上)は21物件427戸(4.5%減)、契約率79.2%(前年同月21物件447戸、契約率68.5%)である。

(7)8月の地域別平均価格、1平方メートル当り分譲単価は、
 東京都区部6,052万円、89.0万円(16.7%アップ、6.0%アップ)
都 下  4,016万円、54.1万円(16.4%ダウン、11.3%ダウン)、
神奈川県 3,964万円、55.3万円(3.1%アップ、7.2%ダウン)、
埼玉県  3,389万円、47.7万円(5.3%ダウン、2.1%ダウン)、
千葉県  3,932万円、47.2万円(13.1%アップ、11.6%アップ)。

(8)即日完売は194戸(全体の8.4%)で、フラット35登録物件戸数は1,925戸(同83.5%)。

(9)8月末現在の翌月繰越販売在庫数は4,975戸で、2011年7月末現在の4,962戸に比べて13戸の増加。2010年8月末残戸数は5,025戸。

(10)2011年9月の発売戸数は3,610戸の見込み(2010年9月3,183戸、’09年9月3,063戸、’08年9月2,427戸、’07年9月5,202戸)。

地価調査によるニュースでは、東日本大震災の影響から東京湾岸より、内陸部のマンションが見直されてきているとの報道があったが、当調査では明らかにされていない。しかし、湾岸地の超高層建物には耐震・免震・制震などが施されており、建物自体に心配はないと思われる。
ただ、津波などによる被害の高さのオフィスや住居スペースは別である。それより建物近隣における液状化問題が生じる恐れは否定できず、浦安のように資産価値の目減りが生じる可能性はある。

9月26日には、野村不動産の武蔵浦和(埼玉県浦和市南区武蔵浦和駅そば)の超高層マンション210戸が即売したニュースも流れている。
 

[ 2011年9月26日 ]
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