アイコン 富士通セミコン岩手工場をデンソーに売却

富士通セミコン岩手工場トヨタ系大手自動車部品メーカーの「デンソー」は、岩手県に本格的な生産拠点を設けるため、金ケ崎町にある富士通子会社の富士通セミコンダクターの半導体製造の岩手工場(岩手県胆沢郡金ケ崎町西根森山4-2)を買い取ると発表した。

デンソーの発表によると27日、金ケ崎町にある富士通セミコンダクターの半導体製造工場を買い取る契約を締結したという。工場では今後、自動車向けの半導体を生産する予定。
富士通セミコンダクターの金ケ崎町の岩手工場は3年前、半導体需要の低迷を受けて生産体制を縮小、1700人いた正社員は現在は530人まで減少している。
デンソーは現在、工場で働いている正社員の雇用は維持されるという。
デンソーでは、「岩手に初めての生産拠点を設けることで、東北の復興にも貢献していきたい」としている。

[ 2012年4月28日 ]
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