アイコン 福岡市/毒グモ「セアカゴケグモ」8200匹発表隠蔽 特徴と対策法

福岡市は、大型コンテナ港がある人工島「アイランドシティ」(東区)の公園などで、過去4年間に8200匹の外来種の毒グモ「セアカゴケグモ」を駆除していたことが18日判明した。
2007年に東区の人工島「アイランドシティ」のコンテナターミナルで初めて発見されて以来、毎年、確認され、10月15日にも、同市中央区天神5の雑居ビルで特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」1匹が見つかり、過去には早良区でも見つかったと福岡市が発表していた。
こうして、15日までの発見事例は、昨年の10件、今年は15日現在で90件と急増していると発表していただけであった。

ところがところが、今になって、これまでに8200匹も駆除していたとは・・・。

福岡市当局は、毒グモが「アイランドシティ」から拡散して、市内のいたるところで発見されだしており、手を負えなくなりこうした事実を認めたとしか言いようがない。

9月には、東区の介護老人福祉施設で入居女性が右足の小指をかまれ、発見事例も急増しているという。
今では、毒グモが、福岡市のどこで見つかってもおかしくないのが現実だ。

市当局は、外来種毒グモ「セアカゴケグモ」8200匹駆除の情報をこれまで、隠蔽し続けたことに関し、「市民を不安に陥れたくなかった」としているが、隠蔽したことで、逆に毒グモを各地に拡散させたことにもなった。

市民の安全を預かる市当局の情報開示のあり方が非常に問題だ(福島原発水素爆発で、福島県民に適切な情報を隠蔽し続けた役所と同様である)。

15日掲載したひったくり事件は、14日の5件に引き続き、15日も5件発生、18日も2件発生している。

福岡市は、発砲事件、手榴弾事件、他都市に比べデタラメに多いひったくり事件、今度は毒グモまで市内に蔓延している事実が判明した。

パフォーマンスだけの高島市長は、ひったくり事件さえ解決できず事件は後も絶たず、期待もできないことから、福岡市民や近隣住民はひったくりと毒グモに自らの身を守るしかない。
 
なお、福岡では当毒グモ「セアカゴケグモ」と同じ外来種のゴケグモ類の毒グモ「ハイイロゴケグモ」も発見されており注意が必要だ。

<市当局が隠蔽した理由として考えられること>図星か!
 アイランドシティには、マンション群が建ち並び、戸建住宅も多く所在する。今も分譲マンションは開発されており、売れない大きな土地も住宅地として開発されることが決定している。そうしたことから、福岡市当局は、分譲マンションや住宅販売に支障をきたすことを懸念して発表しなかったものと思われる。毒グモが大量に見つかり処理されたアイランドシティの公園の近くには住宅やマンションが建ち並んでいる。

<毒グモ「セアカゴケグモ」の特徴と対策>
外来種毒グモ「セアカゴケグモ」は、背と腹の部分が赤いのが特徴。メスの体長は、約0.7cm~1cmで全体が黒色で腹部の背面と腹面に赤色の模様がある。オスの体長は、0.4cm~0.5cmで腹部の背面は灰白色をしている。

セアカゴケグモ

<毒グモ「セアカゴケグモ」の生息地の特徴>
(1)住宅の周囲(南側の日当たりの良い場所)
・グレーチングの裏
・雨水マスや敷地と道路の段差をなくす鉄板の裏
・植木鉢、プランターの持ち手や裏
・使っていない自転車
・自動車のタイヤ周りやバンパーの裏
・外に置いているサンダル
(2)その他の場所(公園など)
・すべり台のスロープの裏や階段部分
・跳び箱として利用されているタイヤの内側 
・ベンチの裏  
・低木の下
・擁壁に設けられた排水孔
・自販機の裏

<セアカゴケグモに咬まれないための注意>
(1) 絶対に素手で触らない。
(2) 服の上から咬まれる可能性は低いので、野外で作業する場合は、長袖、長ズボン、手袋等を着用する。
(3) 洗濯物の取り入れなどでサンダル等を履くときに咬まれる事故が発生。
(4) 野外に置きっぱなしのサンダル等を履く場合に注意。

<セアカゴケグモに咬まれたときの対処法>
1、咬まれたときは、針で刺されたような痛みを感じる。
2、やがて咬まれた部分の周りが腫れて赤くなる。
3、悪化すると痛み、発汗、発熱、発疹などが現れることがある。
4、温水や石けん水で傷口を洗い、医療機関で受診する。
5、より適切な治療の受診のため、できるだけ殺虫剤等で殺したクモを持参する。

 

[ 2012年10月19日 ]
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