アイコン 福山競馬廃止へ/中国地方唯一の競馬場

広島県福山市の福山市営競馬(地方競馬)は、18億円もの累積赤字を抱え、売り上げの減少に歯止めがかからないとして、福山市が今年度で廃止する方向で調整を進めている。

福山市営競馬は、戦後復興の財源確保のため、昭和24年に開設され、バブル時代の平成3年度には約345億円の売り上げを記録するなどしたが、その後売上高の減少は続き、昨年度末の累積赤字が18億69百万円に達したうえ、今年度上半期の決算も21百万円余りの赤字となっている。
このため、福山市は、売り上げの減少に歯止めがかからず、今後も収支の改善が見込めないとして、市の幹部が、来年度の競馬事業の予算編成が困難になったとする現状を競馬関係者に伝えるなど、今年度で廃止する方向で調整を進めていることが判明した。
福山市は、今月中にも最終的な判断を行う予定。福山市営競馬が廃止されると、中国地方で唯一残っていた地方競馬が姿を消すことになる。
福山市の人口は46万2千人、近隣には三原市・尾道市・府中市などがあるが、人口が増加する要素は少なく産業も厳しい。
福山市の羽田皓市長が本年1月20日の記者会見で『2012年度も競馬開催を継続する』ことを表明していた。

福山競馬

 

[ 2012年11月19日 ]
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