アイコン 日立/81.5MWのメガソーラー発電システムを大分ソーラーパワーから受注

 日立製作所は、このたび、丸紅子会社である大分ソーラーパワー株式会社(代表:中江達郎)より、同社が大分県に新設する81.5MWのメガソーラー発電システムを一括受注した。
発電出力81.5MWは、メガソーラー発電システムメーカーが受注したシステムとしては国内最大規模。

日本の太陽光発電市場は、本年7月の再生可能エネルギー固定価格買取制度開始以降、10月末までで合計1,000MW以上のメガソーラー発電所が経済産業省より認定されており、産業・発電事業分野でも大きく伸長している。(=100万kWで中型原発1機分)

今回受注したメガソーラー発電システムは、大分ソーラーパワーが事業者として大分県大分市の臨海部に建設する発電所向けで、発電所敷地面積は105ヘクタール、発電出力は81.5MW、年間予想発電電力量は一般家庭約3万世帯分に相当する8,700万kWh。

今回、日立は、本システムの設計・調達・製造・据付・調整までを一括して受注した。81.5MWのメガソーラー発電システムは、日立がこれまで受注したメガソーラー発電システムとしては最大規模。本システムによるCO2排出量削減効果は年間約36,000トンであり、周辺の自然環境にも配慮したレイアウトとしている。

工事の本格着工は2013年1月、納期は2014年4月を予定している。
 本システムには日立が今春販売を開始した高効率パワーコンディショナー(容量500kW、直流入力最大電圧660V、最大効率98.0%)を使用し、晴れの日から曇りの日まで幅広い負荷状況で発電効率が大幅に向上した。また、低負荷時に効率の高いアモルファス変圧器を組み合わせることで、日本の天候に対応し、さらなる発電量増加を図っている。

日立は、メガソーラー発電システムを構成する重要な機器である、パワーコンディショナー、変圧器、遮断器などから、運転監視・計測システムまで、さまざまな機器・システムを幅広く手掛けている。
日立は、これらの機器・システム、これまでに蓄積したノウハウから、国内最高水準の効率で信頼性の高いメガソーラー発電システム全体を一括で取り纏めることができる。
これまで、扇島太陽光発電所(13MW/東京電力株式会社)など、多くのメガソーラー発電システムを納入してきた。
日立は、今後も、需要の高まりが見込まれる自然エネルギー関連分野で積極的に事業を展開し、低炭素社会の実現に貢献していくとしている。
 

[ 2012年12月 3日 ]
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