アイコン 2013年2月アメリカ経済NOW  住宅着工数23.6%増

星条旗住宅着工件数は、前年同月比23.6%増加して89万戸(年換算数値)となった(な お、前月比では▲8.5%減)。一部では市場予想を下回ると報道されているが、集合住宅が▲24.1%減と大幅に下落したものの、戸建は0.8%増と 2008年7月以来の高水準となっている。また、1月の住宅着工許可件数は92万5千戸と2008年6月以来の高水準にあり、住宅市場の回復傾向は続いて いる(そうしたことから、20日のNY米株式市場は、前場は下落せず、後場、米連邦公開市場委員会=FOMCの議事録で、労働市場が改善する前に、資産買 い入れの縮小もしくは停止が必要となる可能性があると指摘されたことを受け急落したものである)。

米国ではシェールガスによるエネルギー革命が生じており、様々な製造業に恩恵をもたらしている。化学分野・電力・電炉のLNGへの転換(鉄鋼・機械及び部品・乾燥等)など競争力を持つようになってきている。中国での生産は、賃金アップ、陸運・海運料など物流コストを考慮すれば、米国内で生産した方が優位に立つ生産物が多くなってきており、米国内における工場などの設備投資増が牽引して住宅着工戸数増などにも好影響してきている(中国における米企業の工場は今後減少していく)。また、シェールガス田には、世界大手の化学企業の工場が多く進出してきており、正にエネルギー革命下にある。
日本もドンクサ・モタモタせず、メタンハイドレードによるエネルギー革命を早期に実現してもらいたいものだ。

アメリカ経済NOW
 
住宅着工戸数
中古住宅販売戸数
鉱工業生産指数
NY連銀製造業景気指数
 ISM製造業景況指数(Index)
小売売上高指数
非農業雇用者変化数
失業率
 
千戸
百万戸
 
 
 
 
万人
 
2013年1月
890
未発表
-0.1%
-7.8
53.1
0.1%
15.7
7.9%
2012年12月
973
4.94
0.3%
-7.3
50.2
0.5%
15.5
7.8%
2012年11月
851
5.04
1.0%
-4.3
49.9
0.4%
16.1
7.8%
2012年10月
889
4.76
-0.4%
-6.8
51.7
-0.2%
13.7
7.9%
2012年9月
843
4.69
0.2%
-7.5
51.6
1.2%
13.2
7.8%
2012年8月
750
4.83
-1.0%
-3.8
50.7
1.0%
19.2
8.1%
2012年7月
728
4.47
0.7%
7.1
50.5
0.7%
18.1
8.2%
2012年6月
754
4.37
0.0%
4.2
50.2
-0.7%
4.5
8.2%
2012年5月
706
4.62
0.0%
14.5
52.5
-0.1%
8.7
8.2%
2012年4月
747
4.62
0.8%
6.4
54.1
-0.5%
6.8
8.1%
2012年3月
706
4.47
-0.6%
18
53.3
0.4%
14.3
8.2%
2012年2月
718
4.6
0.5%
18.3
51.9
1.0%
25.9
8.3%
2012年1月
720
4.63
0.7%
 
 
0.9%
27.5
8.3%
 
[ 2013年2月21日 ]
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