アイコン 中国/環境汚染深刻 大気も水質も PM2.2

中国では、赤い川・青い川・黄色い川など様々に変色した川が堂々と流れている。経済の発達とともに 工場や生活廃水による河川や湖沼の水質汚染は深刻極まりないものとなっており、中国環境保護省が、モニタリングしている河川の43%が人間の接触に適さな い水と指摘されている。2008年に開催された北京オリンピックだが、開催も危ぶまれた大気汚染、その後も経済発展に伴う工場の増加、環境劣悪ガソリン・ 排ガス車両の大幅増加、その後も改善するどころか年々悪化するばかりとなっている。

中国は、中国共産党による一党独裁支配が続くもハゲタカ経済最優先主義、共産党の学校教育がどういうものであるか不知であるが、白猫・黒猫論は今や大気汚染で白猫も真っ黒となっている。
増加する一方の工場からは、汚染物質が下からも上からも垂れ流し状態、飲食店からも川へ垂れ流しだ。その結果、生じている大気汚染・水質汚染は、今や国民生活を省みない賄賂まみれの官僚主義の中国共産党主導による経済発展の最大の汚点となっている。

これまで日本も含め資本主義諸国は、多くの環境汚染問題を経験し解決してきた。にもかかわらず中国は、こうした国々の経験を学習もせず、まったく同じ道を辿っている。それどころか中国の場合は最悪で、一党独裁の中国共産党支配ゆえに、国民が批判することも問題にすることも許されず、汚染源からは今も垂れ流しが続いているということだ。

有害化学物質による健康問題は、北京や上海で大気汚染としてやっと深刻になり、中国政府も本格的に対策に着手しようとしている。しかし、これまで放置され続けてきた環境汚染問題のツケは、浄化するにも今や不可能に近い状態に陥っており、少しだけ改善するほどの対策でも膨大な予算を必要とすることに至っている。既に化学工場の周辺ではガン村まで存在することが知られている。(中国にも環境Gメンがいるが、問題企業は地方政府のド官僚たちに金をばら撒き押さえ込み、改善は一向に進まない。摘発されるのは金をばら撒くことができない小規模経営の工場がほとんど。)
 成長ホルモン剤による養鶏や魚の養殖、害虫駆除のための大量の農薬散布、それらを生産する化学工場からの廃液垂れ流し、繊維の染色工場からの有害物質垂れ流し、重金属工場からの排水垂れ流し、機械・鍍金工場からの廃液垂れ流し、闇レアメタル採掘・精錬場からの廃液垂れ流し、13億人もいる中国、一党独裁の中国共産党政権ゆえにこれまでどこの国も経験したことのない経験を13億人の中国国民は負わされている。

中国政府は向こう10年間で80兆円を投下して水質の改善を図るという。ただ、2010年までの5年間に中国政府は水質浄化政策に10兆円を費やしてきた。2011年から2020年の間も60兆円を費やして対策を講じているさなかだ。しかし、経済発展とともに水質汚染問題は拡大するばかりであり、効果は一向に現れていないのが現実だ。
こうしたことからも、情報公開が求められるが、支配者にとって情報公開は批判の矢面に立たされる可能性もあり、一定限度しか公開せず、世論も度を過ぎたら、即ネットを遮断している。不都合なネット情報を遮断する専門職員が中国には10万人もいるとされ、ネット情報を常時監視、不都合な情報はこうした職員により即時消されている。中国では政府により、情報が完全にコントロールされ、環境問題も然りなのだ。

中国汚染
<水資源局長がここで泳いだら賞金30万元提供とネットで話題の川>

[ 2013年2月22日 ]
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