アイコン 異常なお話 サムスン/韓国経済GDPの30% 全株式時価総額の30%

アメリカでは100年上場を維持している企業はGEなど数社に限られる。企業は新陳代謝も激しく栄枯盛衰の浮世に身を置いている宿命であろう。

韓国紙は、最近サムスン電子をはじめとするサムスングループ上場企業の15社の株式時価総額が、韓国株式市場全体の約30%を占め、同グループの総売上高は 韓国の国内総生産(GDP)の30%を超える。こうした状況から、おのずと「サムスンが揺らいだら韓国経済は大丈夫なのか」という疑問が生じる。
  韓国経済のためにサムスンは今よりも強くなるべきで、第2、第3のサムスンの登場が望まれる。しかし、サムスンのような大企業に頼ってばかりでは韓国経済 が発展することはできず、サムスンが今より弱い状態でも韓国経済が生き残る方策を準備しておく必要がある。フィンランドがはるか以前に開始した自由な起業 への取り組みや社会全体の革新に、韓国も本格的に着手すべきだと掲載している。

サムスンの会長も兄弟喧嘩やアップル裁判の喧嘩にはめっぽう強いが、フィンランドのノキアが、一時期世界を凌駕したものの、今やその面影はない有様は、サムスンもその可能性は否定できない。

サムスンの場合は、ホンダや松下・ソニー・シャープがそうであったように、オーナーがまだ陣頭指揮を取り成長させており、何とかやっていこうが、2代目・3代目の先は全く見えない。現代自のアホボンみたいな特に新開発もしない車会社は、今や品質やデザインが世界で平準化されており、FIFAや政治家の連中に金をばら撒きオレガオレガでやっていけようが、サムスンの場合は、膨大に売れる新製品を開発して、出し続けなければ衰退するのもノキアのように早いのが現実だ。

早晩、韓国のサムスンは、TVや家電などは価格でも品質でも、中国企業には適わなくなってくる。アップルが6年かかったスマホを1年で完成させる朴李の技量はたいしたものであるが、世界に知れ渡った今、どこのメーカーも警戒している。iPhone登場のように、稼ぎ頭のスマホが究極ではないこともサムスンが、韓国経済を無理心中させる側面を持っているといえる。10年・20年のサイクルで見ることだ。20年前にはウィンドウズさえなかった。

<韓国GDP>
 韓国のGDPは、12年通年では2.0%増(11年3.6%増)、世界経済の回復の遅れで輸出が3.7%増と、11年の9.5%増から大幅に鈍化したうえ、GDPの半分を占める個人消費も1.8%増と、11年の2.3%増に比べふるわなかった(輸出の核は昔は属国で今はお友達の中国)。
設備投資は1.8%減となり、3年ぶりのマイナスに落ち込んだほか、建設投資は1.5%減と3年連続でマイナス。12年10~12月期は、前期比0.4%増だった。なお、中国経済が少しでも回復すれば、韓国の輸出企業は回復するが、内需がどうなるかは韓国に限っては別問題。GDP:約1,261兆ウォン(0.086円、0.00092$両方とも現在)(11年1,237兆ウォン)。輸出額555,214百万ドル、輸入524,413百万ドル(合計=貿易額1,079,627百万ドル)。11年の名目GDP1,116,400百万ドル(12年11月現在)。DGPと貿易額がほぼ一緒。

[ 2013年2月18日 ]
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