（１） ２０１２年の１～１２月に全国主要都市で発売された民間マンションは９万３，８６１戸。（過去最多は’９４年の１８万８，３４３戸）
　２０１１年（８万６，５８２戸）に比べて７，２７９戸（８．４％増）。東海・中京圏と北海道が減少となったが、その他エリアは全て前年実績を上回った。

（２）首都圏４万５，６０２戸（対前年比２．５％増）、
近畿圏２万３，２６６戸（同１５．１％増）、
東海・中京圏６，０１３戸（同▲３．４％減）、
北海道１，４３４戸（同▲１９．９％減）、
東北１，４２７戸（同４７．６％増）、
関東９８６戸（同５．５％増）、
北陸・山陰４３２戸（同２５７．０％増）、
中国３，２３７戸（同７．１％増）、
四国１，１６７戸（同１４．９％増）、
九州１万２９７戸（同３２．３％増）。
宮城県・岩手県・青森県の復活で東北は４６０戸の増加となったものの、福島県は郡山市の１２戸にとどまる。

（３）首都圏の都県別発売戸数は、東京都は前年比２．５％増の２万４，２６１戸、神奈川県は同▲２．０％減の１万１，２６２戸、埼玉県は▲０．８％減の５，８２８戸、千葉県は同２２．９％増の４，２５１戸。
　　都区部（２３区内）は同▲０．１％減の１万９，３９８戸で、２０１１年の１万９，４１０戸に対して１２戸（０．１％）減となっている。

（４）近畿圏の府県別発売戸数は大阪府は前年比１７．６％増の１万５，００４戸、兵庫県は同７．６％増の５，１１０戸、京都府は同１１．７％増の１，８０２戸、奈良県は３８．５％増の６５１戸、滋賀県は４．８％増の６５５戸、和歌山県４４戸（前年０）。
（５）主な地方中核都市の発売戸数は札幌市は前年比▲１８．６％減の１，４３４戸、仙台市は同１０．２％増の８７５戸、名古屋市は同▲９．５％減の３，３９３戸、広島市は▲９．６％減の１，３７０戸、福岡市は同▲２．９％減の３，４４９戸となった。
（６）１戸当りの価格は３，８２４万円で、前年（３，８９６万円）比７２万円、１．８％のダウン。1平方メートル当たり単価は５３．１万円で前年比▲１．２万円、▲２．２％のダウンであった。
　　平均価格が前年比でダウンとなったのは２年連続のことであり、m2単価が前年比でダウンとなったのも２年連続。
また、平均価格が４，０００万円を割り込んだのも、m2単価が５５．０万円を割り込んだのも、いずれも２年連続。
（７）マンションの発売総額は約３兆５，８９０億円、前年（約３兆３，７２８億円）比２，１６２億円、６．４％の増額。

（８）事業主別供給戸数
1、野村不動産（６，１８１戸）で初のトップ。
2、第２位は三井不動産レジデンシャル（５，１３８戸）
3、三菱地所レジデンス（４，９７５戸）（前年首位）
4、住友不動産４，２０９戸
5、大和ハウス工業３，１７６戸
6、大京３，１３０戸
7、あなぶき興産２，１０３戸
8、プレサンスコーポレーション２，０６６戸（旧名：日経プレステージ、大阪）
9、近鉄不動産２，０３２戸
10、東急不動産１，７６５戸。

（９）２０１２年の発売は１０万３９百戸（１０．７％増）で４年連続増加見込み。

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