アイコン アメリカ経済NOW-mini 4月15日

NY株式市場の15日は、中国GDPが予想に反する落ち込み(第1四半期のGDP8.0%予想 ⇒7.7%、中国GDPは昨年第3四半期まで7四半期連続して減速、昨年第4四半期持ち直したものの、本年第一四半期またもや減速)と金価格の2年ぶりの 安値で欧州株の値下がりを引き継いだ米国市場、製造業と住宅関連の2つの指標が、市場予想より悪化して軟調、NYダウは前日比190ドル前後の値下がり 14,670ドル台で推移(J:3時30分am)している。

<米住宅建設業者指数>
住宅関連では、全米住宅建設業者協会が15日発表した4月の住宅建設業者指数は、3月の44ポイント(P)から42Pに2P落ち込んだ。市場予想では45Pであった。前月比の低下は3ヶ月連続となっている。原因は建設資材の値上がり、供給網を巡る不安が圧迫要因になったとされている。ただ、前年同月比では12P改善されている。米国では2006年4月より景気判断の50Pを割り込んだままとなっている。
1戸建て購買指数は、47Pから45Pに2P低下、潜在的住宅購入者指数も34Pから30Pに落ちている。
ただ、向こう半年間の販売見通し指数は50Pから53Pに上昇しており、上述のような4月の弱気な指数は一時的なものと見られる。

<NY連銀のNY州製造業業況指数>
製造関連では、NY連銀が15日発表したNY州製造業業況指数は、4月は3.05Pと3月の9.24Pから大幅に落ちている。市場予想は7.00Pであり、第2四半期にかけ、景気の勢いが減速を示している証と看做されている。
新規受注は、3月の8.18Pから2.20Pと悪化している。
在庫は、3月の▲5.38Pから▲4.55Pと小幅改善された。
従業員指数(雇用状況)は、3月の3.23Pから6.82Pと改善、週平均労働時間も3月の0Pから5.68Pに改善している。
6ヶ月先の業況見通しは、3月の36.43Pから31.95Pと悪化している。
以上、NY連銀の製造業指数発表分。

なお、欧州連合が15日発表した2月のEUの貿易収支は、104億ユーロの黒字と予想を大きく上回っている(市場予想30億ユーロ、前年同月13億ユーロの黒字)。


 

[ 2013年4月16日 ]
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