九州電力/原発停止後の社債発行2,000億円超へ
九電は16日、機関投資家向けに発行総額650億円の社債を発行すると発表した。償還期間は5年と7年の2種類で募集も始めた。東電福島原発爆発による原発停止後の社債発行総額は2,000億円を超える。
九電は2月にも、600億円の社債を発行したばかりだが、直近の投資家の需要を踏まえて発行を決めたとしている。今回の社債で調達する資金は、銀行借入金の返済や過去の社債償還資金などに充てる方針。
社債発行の内訳は、5年債が500億円で利率は0.820%、7年債が150億円で利率1.055%。
国債に対する上乗せ金利(スプレッド)は5年債が0.55%、7年債が0.64%で、依然として震災前の水準(0.1%程度)を上回っている。
電力会社はいくら発行しても、ゆくゆくは政府お墨付きの電気料金値上げにより償還資金は保証されている。
[ 2013年4月17日 ]

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