アイコン 九電工/3月決算 増益 メガソーラー工事が寄与

同社は当期について、建設業界は、依然として激しい受注・価格競争が続いており、また、九州電力の経営効率化への取組みにおいて、電力設備投資の一層の削減・繰延べが実施されるなど、当社グループを取り巻く経営環境は、厳しい状況で推移した。
こ のような状況のもと、太陽光発電関連工事や省エネルギー・環境関連分野での受注拡大に向け、いち早く営業・施工体制を整備・強化し、提案型の技術営業を積 極的に推進し、徹底したコスト削減による競争力の強化や工事採算性の改善など、目標利益の確保に向け、収支両面からの取り組みに全力を傾注した。

また、長期かつ安定的な収益確保を目指した再生可能エネルギー発電事業への参入や海外での本格的な事業展開を開始するなど、将来に向けた事業基盤の拡充にも努めた。
以上の結果、当連結会計年度の工事受注高は、太陽光発電関連工事が大幅に増加した。
設備工事業部門の売上高は、期首の手持工事高が、前連結会計年度に比べ大幅に減少した影響などにより、前期比▲1.5%減少し、2,318億88百万円。事業部門営業利益は、コスト削減策の効果によって工事採算性が向上した結果、前連結会計年度に比べて247.7%増加し44億3百万円。

その他の事業部門の売上高は、新たに「串木野れいめい風力発電所」が発電を開始したことなどにより、前期比16.0%増加の73億94百万円。事業営業利益は、前期比▲26.2%減少の1億57百万円となったとしている。
今期については、電力設備投資の動きに適切に対応して収益の安定化を図るため、グループ一体となった施工体制の整備を行い、作業の効率化とコスト低減対策を強力に推進する。また、公共投資の増加や民間設備投資の回復など、今後予測される建設市場の動きを見据え、受注拡大と収益向上に向けて営業・施工体制を一層強化し、受注競争に打ち勝つための原価低減策や、採算性を重視した営業戦略をさらに徹底するとしている。
なお、九州電力への売上高は466億84百万円、売上高に占める割合は21.1%。

今期(26年3月期)の売上高・工事受注高の予想
部門別売上高/百万円
売上高
工事受注高
配電線工事
47,500
47,500
屋内線工事
130,800
119,000
空調管工事
68,100
63,500
兼業売上高
600
 
合計
246,400
230,000
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
225,891
5,442
7,007
4,102
11年3月期
248,577
6,186
7,874
3,776
12年3月期
246,660
1,821
3,278
1,351
13年3月期
239,282
4,371
5,744
2,882
当期/前期
97.0%
240.0%
175.2%
213.3%
14年3月期連結予想
258,000
5,000
5,800
3,000
14/3期予想/13/3期比
107.8%
114.4%
101.0%
104.1%
 
[ 2013年4月30日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索