神戸製鋼の火 神戸から消える
神戸製鋼所が、神戸製鉄所の高炉を休止する方向で検討に入っている。中国や韓国の鉄鋼メーカーとの競争が激しくなる中、加古川製鉄所に生産拠点を集約、稼働率を高めて生産コストを削減して収益力の向上を図る。今月中に発表する中期経営計画に盛り込む見通し。
神戸製鋼は現在、神戸製鉄所で1基、加古川製鉄所で2基の高炉を稼働させており、神戸製鉄所は同社の粗鋼生産能力の2割を担っている。
中国は需要も大きいが、欧州経済の不振による経済不振、造船業界の不振など、このところ生産容量過多で苦しんでいる。そのため価格競争に陥ったら、日本高炉など一たまりもない。そのため高付加価値鋼・特殊鋼へシフトしている。

<神戸製鋼所決算推移>
連結/百万円
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2011年3月期
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2012年3月期
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2013年3月期
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売上高
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1,858,574
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1,864,691
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1,685,529
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営業利益
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124,550
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60,555
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11,234
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経常利益
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89,082
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33,780
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-18,146
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当期利益
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52,939
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-14,248
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-26,976
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総資産
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2,231,532
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2,159,512
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2,226,996
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自己資本
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548,631
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515,680
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512,051
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資本金
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233,313
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233,313
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233,313
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有利子負債
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824,941
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806,646
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959,126
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自己資本比率
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24.60%
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23.90%
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23.00%
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[ 2013年5月27日 ]

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