アイコン 中国の食品問題 今度は毒ピータン 爆発スイカ、毒粉ミルク、毒地溝油・・・

 中国の食品会社の風土は、毒の区別の付かない生産者が多すぎ、今回のような事件が後を絶たない。
中国メディアは、江西省南昌県でアヒルなどの卵を熟成させるピータンの製造過程で、工業用硫酸銅を使用していた疑いが強まり、30社のピータン加工場を閉鎖させ・生産停止処分にしたと報じている。
国家食品薬品監督管理総局は「毒ピータン」が出回らないよう検査に乗り出した。
ピータンづくりは一般に、卵を塩や生石灰などと2ヶ月以上漬け込むが、大幅に期間を短縮するため、一部の加工場で硫酸銅を混ぜていたという。

中国の生産効率とは人の命など顧みないものとなっている。これが共産主義下の人民の考え方なのであろうか。

<中国の食品問題>
こうした問題は既に2008年の中国の記事で既に紹介されていたので紹介しよう。
毒ピータン:製造過程で大量のオキシドールを使用する。オキシドールは非常に強い酸化剤で、細胞を死滅させてしまうので有毒だ。炭酸ナトリウム、生石灰、酸化鉛(光明丹)、硫酸銅、草木灰、水酸化ナトリウム等の有毒化学工業原料が使用されるため、ピータンには大量の酸化鉛も含まれている。
酸化鉛は一種の有毒重金属で、卵の殻を通って簡単に卵の中へ浸透する。人体の神経系統、造血系統及び消化系統にダメージを与え、大脳損傷、貧血、免疫力抑制、慢性鉛中毒を引き起こし、カルシウム、亜鉛、鉄不足など児童の発育に深刻な影響が出る。
硫酸銅は、防腐効果と、ピータンの殻を剥きやすくするなどの理由で使用される化学工業原料で、殺虫剤、防腐剤として使われるが、人体には当然有害物質。

毒アヒルの卵:工業用染料スーダンレッドⅣを餌に入れ、食させ、高値で売れる赤い卵を生産していたという。

毒トーガラシ:工業用染料スーダンレッドで赤く染め上げて販売していた。
毒涼皮(ビーフンの一種):製造工程で大量のDDVP(有機リン殺虫剤の一種)や工業塩、さらにはホウ砂などを添加する。ホウ砂は人体に摂取された後、体内に蓄積し、消化酵素の働きを阻害する。

毒豆腐:製造工程で大量のDDVP(有機リン殺虫剤の一種)や工業塩、さらにはホウ砂などを添加する。ホウ砂は人体に摂取された後、体内に蓄積し、消化酵素の働きを邪魔する働きをする。製造工程で、漂白剤のロンガリット、ホウ酸、オキシテトラサイクリン(広抗菌域抗生物質)、クエン酸、工業用色素等も添加されるという。
毒王致和の臭豆腐:通常半年かかる臭豆腐をナント数時間で製造する早業の正体は、臭いの元「臭精」を加えて製造、「臭精」は工業用硫酸亜鉄に他の材料を加えたもの、当然毒。

毒ソーセージ:病死してリンパ管が残ったままの老いた母豚の肉や、その他の動物の腐った肉を詰めてソーセージを製造。カーミン(赤色色素)、亜硝酸ナトリウムとトウモロコシ澱粉、防腐剤等を加えて造るこれらのソーセージは、中国国内で禁止されている亜硝酸を含んでいる。亜硝酸ナトリウムは人体にとって有害で、発癌性をもつ。

毒火腿(ハム)・金華ハム:病気の豚、死んだ豚や年取った母豚を利用しハムに加工する。加工時に虫や腐敗を避けるためDDVP(有機リン殺虫剤の一種)等の農薬に漬け込むか、吹きつけるので蠅もたからないような毒ハムが出来上がる。

毒犬肉:捕獲業者が劇薬のシアン化ナトリウムを使用して犬を毒殺、買取業者に売り、毒殺された犬が大量に市場に出回る。

毒鶏腿:豊胸クリームを鶏腿に塗ると、ふっくらとして新鮮で柔らかくなる。豊胸クリームは、女性ホルモンが比較的多く含まれ、人体の成長ホルモンを促進し、さらに幼児の性早熟を引き起こす。(韓国では過去、身長が高くなるように親が進んで子に成長ホルモン剤を服用させたこともある)

毒焼鴨:焼鴨や肉の焼物を製造する工程で、塩酸パパベリン、アヘンの種、工業塩、カーミン、染料レモンイエロー等の禁止されている物質を大量に使用し、おいしそうな香りの焼鴨を作って売っている。

毒豚肉:豚の飼料に塩酸クレンブテロールを添加、当毒添加物は赤身のたんぱく質合成および脂肪減少を促すことができ、豚肉の赤身の増加率を向上させることができるが、人体対して、目眩、吐気、手足の振るえ、心悸亢進をもたらし、特に高血圧、心臓病の人には、最悪の場合は心拍停止になり、死亡に至る場合もあるという。

毒羊肉:羊は屠殺される前にアトロピンの注射を受け、肉質は明るく艶がよく見える上、羊は喉が渇くため、大量の水を飲み、重量が増した羊を業者へ販売。
アトロピンは、副交感神経の作用を抑制、 胃腸管の運動抑制、心拍数の増大などの作用がある毒。

毒小麦粉:増量するためにタルクを添加して、白くする。タルクの主成分は、四酸化マグネシウムと珪酸マグネシウムなどだ。四酸化マグネシウムの性質は比較的に安定しているが、珪酸マグネシウムの性質は不安定であり、発がん性がある。
粉ミルク事件で、粉ミルクを増量するため、メラミンを混入されたものと同じ発想。

毒米:長期にわたり貯蔵された古米が含有する基準値以上のアスペルギルス・フラーブス(カビが死滅した後の毒素成分)は、280℃の高温でも生存できる。
工業用油を用い、古米を「加工」すると、新米のように透き通るようになる。人体に対する影響は、下痢、目眩を引き起こし、多く摂食した場合、がんをもたらす。

毒(油条)揚げパン:揚げパン材料の中に洗濯用の洗剤を添加することで、揚げた時によりサクサク感が得られ、小麦粉の節約ができる上、揚げパンは美味しく見える。
使用する油も、下水や地下溝に溜まった生ごみの油を工業的に再生した安価な油(=地溝油)。再生され、バージン植物油となった地溝油は、多くとった場合、大脳および神経細胞に対して悪影響を与え、痴呆症をもたらすという。
一流レストランでも地溝油が用いられていたことでも問題となった。

毒キクラゲ:カビが生じた腐敗、変質したキクラゲを墨汁などに漬けてから、砂糖、澱粉、硫酸銅、硫酸マグネシウム、にがり、尿素、明礬、アンモニア水などの有害物質を加え、乾燥させて完成する。場合によって、セメントを加え、虫よけのために農薬として使用されるリン化アルミニウムを添加する。毒性の強い発ガン物質が含まれている。

毒桃:熟していない桃には、焼ミョウバン(無水硫酸カリウムアルミニウム)、甘味料、アルコール等が加えられ、味や香りを整える。焼きミョウバンの主成分は硫酸アルミニウムで、長期間摂取し続けると骨質の増殖、記憶力減退、痴呆、皮膚の弾性低下及び皺の増加などの問題が現れる。
水蜜桃は、工業用クエン酸に浸すことで鮮やかな色にし、腐りにくくする。これらの残留した化学物質は神経系統を侵し、過敏性の疾病を誘発、ガンに至らしめる。白桃は硫黄で燻製されるため、二酸化硫も残留している。

毒スイカ:基準値を超える催熟剤(=成長ホルモン剤)、膨張剤や劇物農薬が使用されている。甘くて赤いスイカを提供、販売者はスイカに甘味料と着色料を注射する。客に見破られないよう針はスイカのヘタに挿入する。このようにして跡も残さず、着色料を素早く浸みこませて消費者を安心させるが、人体にとって非常にダメージが大きい。
昨年には、毒スイカが催熟剤、膨張剤を過度に使用して、畑で何個も爆発したスイカが話題となっていた。

このほか、毒・・は山のようにあり省略する。
こうした毒生産物・毒製造物の食品は、一部の業者が行っているのだろうが、安価に供給するため、大量に市中に出回るケースが多い。また、一帯の製造業者仲間に拡がるケースもあり、毒という認識が乏しいのか大問題になることもある。
中国人自身が、中国製の食品は危なくて食べられないと怖がっているのが実情である。そのため、金持ちとなった上流階級(1億人以上)を中心に高価な日本製食品が飛ぶように売れていた。しかし、東電の放射能問題と尖閣問題で輸出が頓挫した。ただ、中国人の守銭奴ぶりに、こうした食品問題は後を絶たず、政権は抑えられなくなり、再度、日本製食品が陽の目を見る日も近いと思われる。
鄧小平の白猫黒猫論の弊害が、白猫毒猫論に変容、どちらの猫でも金儲けすれば国家が豊かになるという規制なき方便がこうした問題を引き起こしていると言えよう。

[ 2013年6月17日 ]
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