アイコン メディア王マードック氏 離婚中の妻に中国スパイ説浮上

メディア王ルパート・マードック氏との離婚が報じられている中国人妻・ウェンディ(鄧文迪)メディア王ルパート・マードック氏との離婚が報じられている中国人妻・ウェンディ(鄧文迪)は、人民解放軍総政治部の主要スパイであると泛華網が、北京の内部筋の情報として報じている。

泛華網の報道では「世界で騒ぎを起こしている、離婚騒動の渦中にいるメディア界の強い女性は中国諜報史上でもっとも伝説的な人物になるだろう」と断じた。
ウェンディは、中国国内で大学一年生(1986年)の時にすでに解放軍総政治部広州支部の目に留まり、スパイ候補として見定められていたという。
米エール大学で、MBAを取得した1996年に、本格的にスパイ活動を始め、以来、香港のメディア界への潜伏に成功し、大きな権力を手に握るまでとなった。「電撃離婚が伝えられてから、総政治部内部はかなり揺れている」と報道は同筋の話として伝えた。

泛華網はまた、ウェンディの経歴の中のいくつかの謎の点に注目している。
その1、エール大学MBA課程の高額の学費の払い手は?
その2、決して裕福ではない中国の一般家庭に育ったウェンディが、インターンシップで香港に渡った際、なぜファーストクラスに乗ったのか?

 その1の大金を提供したのは、ウェンディが一回目の婚姻中に不倫相手だった米国人男性だと伝えている。しかし、「体操学校のマネージャーだったこの米男性にはその経済能力はないのが明らかだ」と泛華網は指摘し、謎のスポンサーが存在することを示唆した。
 
その2は、1996年、ウェンディは、香港行きの飛行機のファーストクラスに乗っていた。その隣の席は、マードック氏が率いるニューズ・コーポレーション社の役員、同社傘下の香港スターTVの最高執行責任者(COO)ブルース・チャーチル氏だった。2人は話が弾み、知り合いになったとされている。
後に、彼女は香港スターテレビ局にインターンを経て入社、管理層唯一の中国人女性幹部となった。この出会いは彼女が香港メディア界、そして、世界のメディア王の妻の座への足がかりとなった。

泛華網は同筋からの情報として、「ファーストクラスに乗ったのも、某香港メディアの上層部の隣に座ったのも、みな解放軍総政治部のスパイのチームワークだった」「すべては中国側の計画通りに運んだ」と明かしたという。

この内部筋によると、香港返還の直前だった当時、解放軍総政治部には、香港のメディアをコントロールするという重要任務が命じられていたという。欧米企業傘下のメディアにはスパイを潜伏させるのはもっとも有効的だとされていた。飛行機での出会いは、彼女を同テレビ局に送り込むための策だったというのである。

ウェンディとマードック氏との出会いについても、様々な情報が飛び交う。その1つは「ワインこぼし」説である。1997年、香港に訪れていたマードック氏は同社上層部主催のパーティーに出席。招待されなかったウェンディは、マードック氏の出席情報を聞きつけパーティーに乗り込んだ。そして「誤ってワインをマードック氏の服にこぼしてしまった」。このアクシデントは、彼女がメディア王に顔を覚えてもらうために故意に仕込んだもので、この事がきっかけで2人は知り合ったとも言われている。

それから2年後の1999年、マードック氏は2番目の妻と離婚し、17日後にウェンディと再々婚。メディア王の妻となったウェンディは、いっそう積極的に社交活動を展開し、着実に上流社会の人脈を築いた。

そして2011年に起きた世界が注目する事件で、彼女はスパイではないかとの説が浮上した。当時、ニューズ・コーポレーション社は盗聴の疑惑が持たれ、同年7月19日、英国議会で関連の公聴会が開かれた。その公聴会で、ある男性が突然立ち上がり、髭剃りクリームを盛った皿をマードック氏の顔にぶつけようとした。それを見たウェンディは素早く立ち上がり、男性を右手で平手打ち。わずか数秒間の出来事だが、その腕前は現場のボディーガードも顔負けのものだったという。
この武勇伝を評価する声も多い中、英誌「The Week」は同21日、「これはスパイの特殊訓練が思わぬ所で現れたのではないか」と指摘している。
カリフォルニア州立大学経済学部のケン・チャップマン教授はかつて、豪州オンライン紙・Crikeyの取材で教え子だったウェンディについてこう形容した。「彼女は謎の人物だ。どこまで信じていいのか、いまだによくわからない」
同大学のダニエル・ブレーク教授もウェンディさんのことをよく覚えていた。「彼女はいつも定期的に数日間にわたって所在不明になる」「非常に影響力のある人だ。とても聡明で成績は非常に優秀、それにとても魅力的だった」という。

マードック氏の伝記本の著者であるマイケル・ウルフ氏は最近、マードック氏は数年前、息子に、「ウェンディとの結婚は間違いだ」と話したことがあると明かしたという。また、今回の離婚が話題になってから、英BBCの経済記者ロバート・パターソン氏は自身のブログで、ニューズ・コーポレーション社上層部からの有力情報として、この離婚には「仰天な裏がある」と記しているという。
以上。

しかし、実際、ウェンディがスパイだったのかどうかは最後まで不明のままとなろう。

メディア王マードック氏:オーストラリアで地方紙の多くを買収して全国版を同国で初めて完成させた。英国名門紙タイムズ買収、英国ニューズ・コーポレーション買収、米映画大手20世紀フォックス買収、元父経営のヘラルド・アンド・ウィークリー・タイムズ社買収、2005年当時世界最大のSNS・MySpace社買収、
2011年、英国のニューズ・コーポレーションで、政治家・芸能人・王室の盗聴・盗通信疑惑が発覚し大問題(同社で内部告発した記者は消された。死因は自殺) となった。そのときの公聴会の出来事を上述している。

スパイ説浮上のウェンディ:中国生まれ、人生の階段を上り始めるきっかけとなったのは18歳のときに米国人の実業家夫婦と知り合ったこと。夫婦に留学ビザの保証人となってもらうことで、米国への留学を果たした。カリフォルニア大学ノースリッジ校を卒業後、エール大学経営学部大学院修了(MBA取得)。学生であったウェンディは渡米2年後結婚、夫となったのはビザの保証人となった30歳年上の実業家、恩人のもう一方である奥さんを追い出しての結婚であった。
この「米国人の配偶者」の資格により米永住権(いわゆる「グリーンカード」)を取得、しかし、夫とは2年後に離婚(夫によると実際に夫婦としての関係が続いたのはわずか数ヶ月。結婚後まもなく、ウェンディは同年代の男性との婚外交渉を始めたという)。
1997年、37歳年上のマードックと知り合い、結婚、マードックとの間に2人の娘がいる。
当経歴では、18歳のときの身元引受人の実業家が下心で大金を出し、エール大学MBAは実業家との離婚で大枚せしめ、金持ちになっていたのかもしれない。しかし、浮気が原因では慰謝料もほとんど貰えていないはずだが、実業家については泛華網は触れていない。

ウェンディは肉まんだがロシア女性スパイのアンナ・チャップマンのように別嬪さんではなさそう。

[ 2013年6月25日 ]
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