アイコン 中国経済事情 2013第2四半期GDP7.5%増と鈍化

中国国家統計局が15日発表した第2四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前年同期比7.5%と、第1四半期の同7.7%から鈍化した。GDP伸び率の鈍化は2四半期連続。
2013年上半期のGDP伸び率は、同比7.6%増の 24 兆 8009 億元(約397兆円)となった。
6月の鉱工業生産は、前年同月比8.9%増。6月の小売売上高は同比13.3%増であった。
1~6月の固定資産投資は、同比20.1%増の18 兆 1318 億元。国有国営投資は同比17.5%増の 5 兆 7342 億元、民間投資 は同比23.4%増の11 兆 5584 億元だった。

鈍化要因は、人民元の為替レートが先進各国の通貨に対して値上がり、外需の回復遅れ、労働コストの上昇のため、経済成長を牽引してきた輸出の前年同期比の伸率が3.7%にとどまり、第1四半期の伸び率に比べて約15ポイントも低下したことや、政府と民間企業を合わせた投資の伸び率も、第1四半期に比べて縮小したことなどが主要因。(15ポイントの下落は、香港の貿易に偽装した膨大な金融取引が入っており、5月途中から取締りが強化され、減少したことも起因している)

国家系のシンクタンクである国家情報センターは5月、今年第2四半期のGDP・国内総生産の成長率は8%前後との見通しを示していた。
胡錦濤時代には、労働者の雇用維持から保八(=8%)を死守するとしていたが、習近平時代になってからは、そうしたことは一切言わなくなった。今では7%前後でもOKのようだ。

[ 2013年7月16日 ]
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