アイコン 長崎市の観光行政 田上市長に任せてていいのか 旅客船激減

下記資料は、鎖国時代から開港している長崎へ本年寄航する旅客船数である。
昨年8月10日の明博問題、9月の尖閣問題と海外の観光客を受け入れる環境は悪化したが、今や円安で海外観光客も増勢基調にある。
と ころが、長崎市民は器の小さな田上氏に観光行政を附託しているためか、旅客船の寄航予定は、上半期は前年同期間比▲21.1%減の30隻であった。しか も、下半期は前年35隻寄航したものの、今年は予定ながら9隻と激減する見通しである。これは一概に田上市長が長崎市の営業を海外向けに行っていない証で もあるとしか言いようがない。

田上市長は得意の出張旅費をチョロまかしてでも、全国行脚、東南アジア行脚により、国内外の観光客を呼び寄せる汗を率先してかくべきではなかろうか。

まずは、市長の条件として英語が堪能であること、観光部局の者は全員語学が堪能であり、企画力に優れた営業マンであることが求められよう。

東京と原発自治体を除く全国の地方自治体は、大借金国の日本政府からの金を当て込んでも減るばかりであり、市長は、自ら産業を活性化させ、税増をはかるしかない。努力では何もしていないのと一緒、結果、法人地方税や市町村民税の税収増という数値がすべてである。地価が10年間も20年間も下がりっ放しでは、地方自治体は固定資産の計算根拠である地価公示価格が安くなり、収入減となっている。
長崎市が大きく伸ばす可能性のある産業は観光しかないのが現実だろう。

長崎では、大きな旅客船が停泊しているのをいつもグラバー邸から眺められるようにしてもらいたいものだ。

旅客船の長崎港への寄航
 
平成24年
平成25年
1
1
5
2
6
3
3
14
7
4
9
7
5
4
7
6
4
1
1~6月計
38
30
7
11
0
8
5
1
9
4
1
10
8
6
 
 
 
11
2
1
12
5
0
年計
73
39
いろいろな問題で寄航がキャンセルになった客船は割愛している。(本年7月以降は予定)
 
<長崎市の代表的観光地グラバー邸>
本年4月までは前年同期比13.5%増と多くなっている。しかし、これは修学旅行生が中国・韓国の反日姿勢から、修学旅行が国内に振り向けられた特需も多く含まれている。
確かに長崎ランタンフェスティバルの2013年(2月9日~24日)は、これまでの努力の成果もあり、過去最高の101万人の集客を得、グラバー邸の集客も47.1%増となっている(東日本震災前の2月との比較では2.4%増)ことは評価できる。
今後は、当期間に海外観光客をいかに呼び込むか、当然雲仙温泉とのジョイントも考慮しながらが必要となる。
 
長崎県の観光は、NHK大河ドラマ「龍馬傳」が放映されたのは平成22年、当然、観光客は多くなったが、平成23年には、東日本大震災も発生して落ち込んだ(九州の観光地はそれほど影響は受けていないというデータもある)。不況も重なったが、昨年9月頃から株価や景気は少しづつ回復基調にある。しかし、一番金持ちの団塊の世代はすでに退職しており、団塊の世代をいかに旅行に誘い消費させるかが、自治体長の手腕の見せ所である。
 
グラバー園
 
 
 
利用者数
対比
 
H21
H22
H23
H24
H25
H22 /H25
H23  /H25
H24   /H25
 1月 
40,742
42,261
45,879
52,059
49,195
16.4
7.2
▲ 5.5
 2月 
58,944
71,776
75,748
53,236
78,316
9.1
3.4
47.1
 3月 
76,489
86,547
73,112
80,363
87,849
1.5
20.2
9.3
 4月 
62,035
69,949
57,489
75,979
81,714
16.8
42.1
7.5
 5月 
116,912
131,359
128,726
122,648
 
 
 
 
 6月 
64,982
61,044
73,912
56,822
 
 
 
 
 7月 
52,105
56,158
57,115
52,872
 
 
 
 
 8月 
86,596
116,774
101,290
93,737
 
 
 
 
 9月 
90,970
93,836
88,937
74,834
 
 
 
 
 10月 
93,845
123,515
109,282
107,251
 
 
 
 
 11月 
86,390
105,510
100,017
99,258
 
 
 
 
 12月 
52,800
58,410
57,778
64,601
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1~4月
238,210
270,533
252,228
261,637
297,074
9.8
17.8
13.5
1~6月
420,104
462,936
454,866
441,107
 
 
 
 
7~12月
462,706
554,203
514,419
492,553
 
 
 
 
合 計
882,810
1,017,139
969,285
933,660
 
 
 
 
 
2013 長崎県の主な観光地の集客状況
 
1~4月累計
H23/H25
H24/H25
グラバー邸
297,074
42.1%
7.5%
出島
116,938
36.5%
21.6%
長崎原爆資料館
144,697
8.3%
0.0%
長崎歴史文化博物館
105,497
-15.7%
3.4%
長崎県美術館
114,369
-7.7%
-19.5%
長崎ロープウェイ
57,441
199.8%
51.1%
長崎ペンギン水族館
66,561
18.0%
1.5%
軍艦島
34,701
98.9%
50.0%
島原城
74,933
27.2%
10.7%
島原ジオパーク雲仙岳災害記念館
32,109
-6.3%
-15.6%
雲仙仁田道
21,289
51.7%
15.6%
西海パールシーリゾート(水族館・遊覧船)
185,898
13.3%
11.1%
九十九島動植物園
67,638
31.5%
-1.3%
平戸城
19,428
30.1%
3.0%
松浦史料博物館
11,578
14.3%
-23.6%
遠藤周作文学館
4,491
17.6%
20.4%
堂埼天主堂
3,753
4.0%
-12.3%
一支国博物館
21,986
-6.5%
-8.3%
 
 
 
 
ハウステンボス
24/10~25/3
1,292,000
前上半期比47.6%増
 澤田さんが気を吐きっ放し。
H24年9月期
1,910,000
前期比6.6%増

Diamond Princess号

[ 2013年7月 2日 ]
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