アイコン 6月の景気判断DI 3ヶ月連続して低下 8ヶ月ぶり下方修正/内閣府 

6月の現状判断DIは、前月比2.7ポイント低下の53.0となり、依然高水準ながら3か月連続で低下した。
家計動向関連DIは、高額品販売が引き続き好調であったものの、梅雨入りに伴い飲食やサービス関連等で客足の鈍化がみられたこと等から、低下した。
企業動向関連DIは、円高是正により仕入価格上昇等によるコスト増がみられたほか、株価や為替の変動により取引先に慎重な様子がみられたこと等から、低下した。
雇用関連DIは、株価や為替の変動により求人に慎重な様子がみられたこと等から、低下した。
6月の先行き判断DIは、前月比2.6ポイント低下の53.6となり、依然高水準ながら2ヶ月連続で低下した。

2013 6月景気の現状判断DI
 
1月
2月
3月
4月
5月
6月
前月差
合計
49.5
53.2
57.3
56.5
55.7
53.0
-2.7
家計動向関連
48.3
51.7
56.9
55.5
54.4
52.2
-2.2
 小売関連
47.3
51.0
55.6
53.5
53.3
52.1
-1.2
 飲食関連
44.5
47.6
58.6
59.5
53.1
47.9
-5.2
 サービス関連
49.5
52.3
57.7
57.0
55.5
51.7
-3.8
 住宅関連
56.6
59.9
63.8
63.3
60.4
59.9
-0.5
企業動向関連
50.2
55.0
56.1
56.7
57.1
52.8
-4.3
 製造業
47.2
52.8
54.3
55.6
56.2
51.6
-4.6
 非製造業
52.5
57.4
57.8
58.2
58.0
54.0
-4.0
 雇用関連
55.3
58.6
63.1
62.3
61.7
58.0
-3.7
 
 
株価チャート
 
 
先行き判断DIについては、政策効果への期待が引き続きみられるものの、仕入価格や電気料金の上昇等によるコスト増が懸念されるなかで、株価や為替の変動による先行き不透明感がみられること等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で低下した。
 以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、このところ持ち直しのテンポが緩やかになっている」とまとめられるとし、これまでの「景気は、持ち直している」との景況感を8ヶ月ぶりに下方修正した。
4月には、12月からの株高が続く中、日銀の資金垂れ流しの実行で株価も景況感も5月ピークを迎えた。その株高も5月27日に中国PMIの悪化を起因として下落に転じてしまった。そうしたことから、株価で浮かれた景気も少し現実に修正され、6月の景況感となっている。
ただ、まだDI指数は高い水準にある。所得は幾分増えても値上げで可処分所得が減っている消費者や中小企業(大阪の中小企業の半数は夏期賞与0であった)に身のある景気刺激策は早期にやるべきであろう。鉄は熱い内に打て、やるからには今でしょ。
 
2013年 6月の先行き景気判断DI
 
4月
5月
6月
前月差
良くなる
3.7%
2.8%
2.4%
-0.4%
やや良くなる
36.9%
33.7%
27.7%
-6.0%
変わらない
48.4%
51.1%
54.8%
3.7%
やや悪くなる
8.7%
10.1%
12.6%
2.5%
悪くなる
2.3%
2.2%
2.6%
0.4%
DI
57.8
56.2
53.6
-2.6
 
 
[ 2013年7月 9日 ]
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