アイコン 健康医学社の黒岩裕勇起代表ら逮捕 鉱泉投資80億円詐欺/警視庁

警視庁は17日、東京に本社があった健康食品などの販売会社「健康医学社」が、 地下からの湧き水・鉱泉に投資すれば、元本保証のうえ、年率5%前後の配当をすると謳い、顧客から2億円余りを違法に集めていた疑いが強まったとして、警 視庁などは同社の元社長の黒岩裕勇起(65)と元役員2人の合計3人を出資法違反の容疑で逮捕した。健康医学社は全国の約650人から80億円を集めてい たとみている。
黒岩元社長らは、鹿児島県霧島市内の地下から湧く鉱泉に対する権利への投資名目で、平成22年8月までに9人の顧客から約2億3000万円を違法に集めていたとして、出資法違反の疑いが持たれている。調べに対して、黒岩元社長ら3人はいずれも容疑を認めているという。

「健康医学社」は、昭和42年に設立され、東京・港区芝に本社を構え、鹿児島県内の工場で製造した健康器具や黒酢などを全国の顧客に販売していた。
同社は、平成10年ごろから、それまでの顧客を中心に鉱泉への投資名目で出資を募っていたという。ところが、3年前から配当が滞ったり、解約に応じなかったりするケースが散見され、昨年8月7日、出資した客が、東京地方裁判所に損害賠償を求める訴えを起こす一方で、破産申し立てを行っていた。その後、出資した客たちは被害者の会を結成して刑事告発、本年3月20日には家宅捜査を受けていた。

同社は昨年10月、負債額約70億円で、破産手続きの開始決定を受け、手続きが進められている。
関連会社の薩摩麦酒(鹿児島県霧島市国分敷根2804、代表:黒岩義勇起)と黄金酒造(同、同)も本年5月31日負債額約32億円を抱え、東京地方裁判所へ破産申請している。

薩摩麦酒は平成7年4月設立、バブル時代に流行ったテーマパーク「薩摩ビール園」を開園、健康医学社は黒酢販売を手がけていた。しかし、東京ディズニーを除く全国のテーマパークが沈没、同テーマパークも実質行き詰り、資金繰り多忙に。そうしたことから、資金繰りに追われ、詐欺の温泉権販売に手を染めたもの。霧島のミネラルウォーターとして一時高い商品もあったが、今では極一部を除きDSの安売り対象ミネラルウォーターとなっている。

詐欺師たちであり、一定の金は、どっか地下にでも埋めているものと思われる。

 

[ 2013年7月17日 ]
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