アイコン 不正アプリでアドレス収集 なんと3700万人分

警視庁は、出会い系サイトの勧誘メールを他人名義の携帯電話から送信元を偽って送りつけたなどと して、渋谷区のインターネット関連会社「コーエイプランニング」の社長、香川雅昭容疑者(50)ら9人が迷惑メール防止法違反などの疑いで逮捕、警視庁で は、スマートフォンから電話帳のデータを抜き取る不正なアプリを使い、大量のメールアドレスを集めていた疑いもあるとみて調べている。
香川らから送られたメールには、スマートフォンから電話帳に登録された人の名前とメールアドレスを抜き取る不正アプリが挿入されていて、警察が押収したパソコンを調べたところ延3700万人分のメールアドレスが保存されていたという。

手口は、香川社長らから送りつけられたメールには、出会い系サイトへの勧誘だけでなく、スマートフォンの利用者向けの情報だとして、4つのアプリが紹介され、ダウンロードさせるためのサイトのアドレスも掲載されていたという。
これらのアプリには、ウイルス対策を装った「安心ウイルススキャン」という名前や、電池の消耗を抑えると偽った「電池改善アプリ」などといった名前がつけられていたが、いずれもスマートフォンの電話帳に登録されている人の名前とメールアドレスを抜き取る機能が仕込まれた不正アプリだった。

香川らは、「サクラ」を使った出会い系サイトを運営、約3億9000万円を売り上げていたということで、警察は客を勧誘するため、不正なアプリを使って大量のメールアドレスを集めていた疑いがあるとみて調べている。

香川らは、集めたアドレスを、その筋の販売業者に売ったと思われ、その販売代金もバカにはならない。
 

[ 2013年7月26日 ]
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