アイコン 10月の全国の百貨店▲0.6%減3ヶ月ぶりマイナス 東京は1.2%増

日本百貨店協会が発表した10月の全国百貨店売上高概況によると、全国の百貨店(調査対象85社・242店)の売上総額は約4,907億円(前年同月比0.6%減)となり、3ヶ月ぶりのマイナスとなった。
 10月は、中旬過ぎまで、全国的に高い気温で推移したほか、3つの台風が接近・上陸するなど例年にない不順な天候なため、季節需要の低下や入店客数にも影響を受け、約4割の売上シェアを占める主力の秋・冬物衣料が低調に推移した。

地区別の都市部では、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡の10都市売上動向は0.9%増で3ヶ月連続プラス。

地域別では、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の地区別売上動向は▲3.5%減で4ヶ月連続のマイナスとなっている。

衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目では、
雑貨が12ヶ月連続プラス
身のまわり品が3ヶ月連続プラス、
家庭用品が2ヶ月ぶりのプラス。
衣料品と食料品が3ヶ月ぶりのマイナスとなった。

<東京の百貨店>1.2%増
東京に限ってみれば、10月の東京地区百貨店(13社25店)の売上高概況は、10月の売上高は約1,233億円(前年同期比1.2%増)で3ヶ月連続のプラス。
売上高構成比の90.2%を占める店頭売上高は1.1%増、同9.8%の非店頭は2.6%増となった。

東京地区の入店動向は、台風の影響から概ね1%~2%減で推移したが、一部改装店舗や大型の集客催事を実施した店舗では、前年以上の入店客数を記録した。

衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目は、
雑貨が8ヶ月連続、
身のまわり品が3ヶ月連続のプラス。
衣料品が3ヶ月ぶりプラス、
食料品が2ヶ月ぶりプラス、
家庭用品が2ヶ月連続のマイナス。

大都市は回復しているが、田舎の県庁所在地を中心とする都市はまだ低迷しているようだ。
東京では、外商が2.6%増と好成績となっており、金持ちの奥様が、外商を呼び付けて宝飾品や貴金属・絵画など高額商品を買い漁っているのだろう。
 

[ 2013年11月20日 ]
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