アイコン 10月失業率4.0%/総務省 職探しの人だけカウント

総務省が29日発表した10月の労働力調査で、完全失業率(季節調整値)は4.0%で、9月と同じだった(8月4.1%、7月3.8%)。
厚労省が発表した有効求人倍率(同)は、前月より0.03ポイント高い0.98倍だった。職探しをする女性が増える一方で受け皿も増えており、総務省は「雇用情勢は持ち直しが続いている」としている。
10月は、男性が前月と同じ4.3%、女性が0.2ポイント悪化の3.7%だった。
 働いている人と休業している人の合計である就業者数(季節調整値)は、前月より8万人多い6,327万人だった。男性は減ったが、女性は11万人増えている。

完全失業率は、15歳以上の働く意欲のある人(労働力人口)のうち、職がなく求職活動中の人の割合を示す。
職がなく求職活動中であってもハローワークに申請していなければ、カウントされない。(米国の失業率の算出方法だと、日本は倍以上の失業率とされている)
 職探しの奥さんたちやお兄さんたちの多くが、ハローワークに職探し登録をしていない現実とのギャップがある。
 総務省の算出方法の完全失業率は、景気動向の一応の目安にはなる。

[ 2013年11月29日 ]
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