アイコン 強行のファッションホテル街移転の中央保育園 4月開園間に合わず/福岡市

福岡市の高島宗一郎市長は14日、市の認可保育所「中央保育園」の移転・新築をめぐり、一部施設の完成について「かなり厳しい状況と聞いている」と4月開園に間に合わない可能性を示唆した。
 新保育園は、同じ敷地に定員の異なる2つの園を新設し、定員は計300人。このうち定員135人の園について、着工が遅れるなどしている。
  高島市長は「景気の急激な回復を背景に、建築現場の人員不足や資材の高騰があり、ぎりぎりの状況と聞いている」と説明。「遅れる場合でも、それほど長期の 遅れになるわけではない」との見方も示した。一部開園が4月に間に合わなかった場合でも、現在の園と新しい園の一部を併用することで、定員300人は確保 できるとしている。

当保育園移転については、次のとおり問題が鬱積している。
1、 現行の中央保育園の所在地の児童会館を、建て替えるが、建物を民間資金利用として西鉄に建てさせる。4階までを西鉄に商業施設として利用させ、その上階に児童会館を持ってくる。児童会館は二の次のような建物にする。現行のように中央保育所を併設せず、保育所を追い出す。

高島市長の考えは、中央保育所が現行入居している児童会館は国体道路に面しており、児童会館にしておくことはもったいないと商業複合施設に変更させるもの。
建て替え後の中央保育所の併設など高島市長の脳味噌には毛頭なかった。(利権が渦巻き、土建業者を喜ばせる、建て替えでは1棟しか新築されないが、見事2つの建物を建築)

現行の児童会館の建て替えは西鉄が資金も出し建設させることから、福岡市は児童会館の建て替えに資金が要らないと民間活用を豪語しているが、保育所移転に伴う土地取得、工事代金は福岡市が出す。結果、現行の児童会館に中央保育所を併設して建て替えた場合より、税金の投入は多大となっている。また、併設建て替えでも、ある程度定員を増加させることも可能であった。

2、 現行建物は福岡県沖地震におけるひび割れの修復を本格的にせず、耐震問題があるとして、建て替えるが、遮二無二建て替える。


3、 中央保育所の移転先について、数々の疑惑。
(1) ファッションホテル街への移転、200メートル圏内に7店舗のファッションホテルがある。裏側には隣接してパチンコ店があり、景品交換所の通路も避難通路に選定している。
風営法では、保育園のある近隣にファッションホテルやパチンコ店は営業を禁止しているが、福岡市の高島市長は、逆のケースは関係ないとして、ファッションホテル街へ移転させる。

(2) 保育所に面する道路は、幅員約4~5メートルの一方通行の天神への抜け道道路、国体道路に通じ信号もあり、常に混んでいる。安全面に支障がある。
保育園は一面しか道路に接しておらず、避難道路を隣接する農民会館の敷地も利用するとしているが、農民会館はいつ建て替えられたり、売却されるかわからない。
園内の園児の安全面や狭い路地の一方通行で預ける親御さんや園児の安全面から問題がある。

(3) 福岡市の当土地の購入に当たっては、購入予定直前に、所有する北九州の不動会社から、福岡市の不動産会社へ土地転がしがあっており、匂う。

(4) 福岡市が買い取る前に最終的に所有した福岡の不動産会社へは、福岡市の港湾局長OB(当局長から博多港開発の社長に、退任後1年間相談役か顧問として在籍、それも退任した1ヶ月後に天下る)が天下りをしている。これは匂う、臭くてならない。

(5) 土地の流動性や路線価から見る限り、値が上がる要素は全くない状況下、土地転がしにより高くなった要素も少しあるが、購入はあくまで路線価を算定基準にして評価される。福岡市は路線価よりかなり高く購入している。

(6) 福岡市の計画策定段階では、北九州の不動産会社が所有していた。

(7) 高島市長は、中央保育園児の親御さんたちの反対があるにもかかわらず、ごり押し、強行することで4月開園を強行させようとしていた。(施設が完成すれば、反対意見は収束すると考えてのこと。反対の親御さんたちに対して真摯に聞く耳など全く持たない、建設ありきの行政執行者である)

 などなど。
 

[ 2014年1月15日 ]
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