アイコン 2013年中国GDP7.7%増 だが・・・

中国の2013年のGDP=国内総生産の伸び率は、2012年と比して7.7%の増加となり、消費拡大や輸出の回復に支えられ、安定した成長が続いていることを示した。

中国の国家統計局が1月20日に発表した、2013年10月から12月までの第4四半期のGDP=国内総生産の伸び率は、前年同期比7.7%のプラスとなった。(なお、第3四半期の伸び率は7.8%だった)
結果、2013年通年のGDPの伸び率は、2012年と比し7.7%のプラスとなった。

この伸び率は、一昨年と同水準で、中国政府が掲げた7.5%程度という目標を上回った。これは、賃金上昇で自動車の販売が大幅に増加するなど個人消費が拡大していることや、世界経済の回復に伴って輸出の伸びが増したことなどによるもの。

この伸び率は、一昨年と同水準で、中国政府が掲げた7.5%程度という目標を上回った。これは、賃金上昇で自動車の販売が大幅に増加するなど個人消費が拡大していることや、世界経済の回復に伴って輸出の伸びが増したことなどによるもの。

GDPと同時に発表された12月の中国鉱工業生産は前年比9.7%増と、予想の9.8%増をやや下回った。12月の小売売上高は、前年比13.6%増で予想と一致。
2013年通年期の固定資産投資は前年比19.6%増と、予想の19.8%増を若干下回った。
以上。

中国の貿易収支における輸出額には、不動産価格上昇の抑制から不動産に対する金融が中央政府により締め付けられ、一昨年末当たりから、シャドーバンキング(=ノンバンク)による資金調達のための膨大な架空輸出が含まれており、また、数値を改ざんするのは中国政権の一番得意とするところであり、幾分低く見たほうが賢明かと思われる。

シャドーバンキングは、資金量30兆元ともいわれているノンバンク資金、国の規制にかからず、不動産投資や債権投資・企業融資に高利で貸し付けられている。こうした資金に対して中国当局がメスを入れたところ、昨年6月、資金ショートの大パニックとなり、それ以後再び、規制は緩やかとなっている。
ただ、中国は経済発展途上国であり、沿海部では自動車が普及し1家2台目に入り、内陸部は現在空前のマイカーブームが巻き起こっている。そうしたことから、自動車需要を押し上げているが、欧米同様に至るまでの潜在需要は7億台とも試算されている。バブル危機を飲み干す可能性も少しだけある。

[ 2014年1月20日 ]
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