東海カーボン／加のカンカーブ社を１８２億円で完全子会社化
東海カーボンは、TransCanada Corporation（本社：カナダ・アルバータ州）の子会社であるTransCanada PipeLines Limited（同）の保有するCancarb Limited 社（同）（カンカーブ社の発行済株式の全て、及びTransCanadaCorporation のグループ会社であるTransCanada Energy Ltd.（同）が所有する一部関連資産を取得することで合意契約したと発表した。買収は３月予定（関係機関の要認可による）。
取得するカンカーブ社は、米国、欧州、アジアにおいてグローバルな事業を展開する自動車向け各種ゴム製品や耐火物用途向けのサーマルブラックの開発・製造・販売会社。
カンカーブ社は、天然ガスを原料としたサーマルブラックを生産しているが、世界のサーマルブラック市場において５０%以上のマーケットシェアを保持しており、シェールガスを含む北米での豊富な天然ガス市場へのアクセスなど地理的な優位性を活かして、付加価値の高い製品を販売し、安定した収益力を有している。
カンカーブ社の買収価格は190 百万カナダドル（約182 億円／９５．１円）。
カンカーブ社の２０１２年１２月期の売上高は５６億７７百万円、営業・経常利益とも２１億１０百万円、当期利益１５億４９百万円、総資産３６億８８百万円、純資産比率は８２．２％となっている。
[ 2014年1月21日 ]
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