アイコン セウォル号沈没事故 船体復元力のためのバラスト水を抜いていた

貨客船セウォル号は、右旋回をきっかけに船がバランスを失ったまま傾き出したあと元に戻らず、そのまま転覆していることから、「復原力」に問題があったと見られている。
船会社が行った客室の増設で重心が高くなったため、検査を行った「韓国船級」が、船を安定させるために船底にバラスト水を常に最大限積み込むよう定めていたことを明らかになった。

このため、積み込める貨物量は、増設前の2,400トン余りから987トンに大幅に減ったが、事故当時約3,608トン、安全が確保される貨物量の約3.6倍を積載したうえ、その代わりにバラスト水を減らしていたと見られている。
捜査当局はこの結果、重心が高くなって「復原力」が弱まったことが、転覆の一因になったのではないかと見て、船会社や運航前の安全検査を担当した機関などから話を聞いて事故原因の解明を進めている。
24日午後11時現在、乗客乗員476人のうち、死者が174人で、まだ128人が行方不明となっている。
以上。

ただ、これまでの報道では、韓国船級の2次審査で、987トンはスルーされていたと報道されており、韓国船級や当局の審査や検査に問題があったとされている。
同船は2月に当局から定期検査を受けているが形式・書面的なものだったのだろう。港湾当局による積荷の現場検査は皆無だったと報道されている。
いろんな検査機関が賄賂でも握らされているのだろう。

月は三日月だが、だんだん細くなってきており、水道の潮流は25日からまた速くなっていく。それに週末から天気は悪化し海が荒れる見通しだ。捜索活動はしばらく難しい時期に入ることになる。
同じ現場で捜索活動しても、海水は濁っているわ、潮流は速いわ。2次遭難の危険性もある。
これまでの潜水調査でエアポケットは見られないと報告されており、沈没から9日も経ち、救出はほとんど不可能な状態、島影で潮流が遅いところまで曳航し、一日でも早い遺体の引き揚げ作業が賢明かと思われる。だんだん、体も朽ち、判別がつきにくくなってくる。可愛そうに。
 

[ 2014年4月25日 ]
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