アイコン 中国 ゴミの山から小銭を集めに集め1億円 懲役2年の刑

中国新華網が19日次のように報じた。
ゴミに混ざっていた外国のコインを集めて、きれいにお掃除した後換金したら、違法経営罪で懲役2年になってしまったとちょっと可哀想な事件を報じている。

上海市で骨董、古銭を扱っている梁恩梅氏。外国から中国に持ち込まれるゴミの中には結構小銭が混ざっている、これを換金したらちょっとしたお金になるのでは!とクリエイティブなビジネスプランを思いついてしまった。

とはいえ、ゴミにまぎれていた小銭はぼろぼろだったり、汚れていたり、折れ曲がっていたりするものを少なくない。
そこで登場するのが、梁の義理の叔父、王維初氏。王はねじ曲がった硬貨を元に戻したり、汚れたものを洗剤で洗ったり、割れているものをつなぎ合わしたりという清掃・補修作業を担当した。 
きれいになったコインは最終的に梁が、海外に持ち出し銀行で換金していたという。こんなんで儲かるのか気になるところだが、9ヶ月間約669万元(1億円)もの利益を得ていたという。

梁は全国各地で入手したゴミに混ざっていた硬貨を次々と買いあさり、宅配便で王の自宅に送っていた。
逮捕当時、王の家には約9.7トンもの硬貨が積まれていたとのこと。1億円を手にするためにどれほどの量のコインを補修したのかと考えると気が遠くなりそうだ。
さて、なぜこれが違法経営罪になるのかが気になるところ。
実は中国の違法経営罪には「国家指定の取引所以外で外貨を違法に取引すること」が含まれている。というわけで、中国の法に照らして犯罪であることは間違いない。
とはいえ、この罪状はもともと国家の外貨規制をすり抜けようとする経済犯罪を念頭に作られたもの。ゴミに混ざっていたコインをかき集めたというだけの話に適用するのはいかがなものかと思わないでもないが・・・。
以上。
 自らゴミの山で小銭を探し、その後は全国でゴミ拾いする人たちに買い取りを周知して広く集め、商売にするとはさすが中国人だ。立派なビジネスモデルだ。フィリピンなどと同様、ゴミ拾いで生計を立てている貧困層の中国人は山といる。中国の硬貨や紙幣は当然ゴミ拾いの人が使用するだろう。しかし、外国の紙幣や硬貨は・・・。

[ 2014年5月22日 ]
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