アイコン 中国経済 消費動向にも陰りが・・・サブ指数05年11月来2番目の低さ

マークイット/HSBCが発表した5月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は50.7となり、前月の51.4からさらに低下。4ヶ月ぶりの低水準となった。景況の改善と悪化の節目である50は上回った。
3日に発表された製造業と非製造業のPMIが強い数字となり、同国経済が安定に向かっているのではないかとの期待が広がっていたが、これとは相反する結果となった。政府の一段の景気刺激策が必要ではないかとの見方も出ている。
  事業見通しサブ指数は58.1と、1年ぶりの低水準。2005年11月の調査開始以来、2番目の低さとなった。

HSBCの中国担当チーフエコノミスト、屈宏斌氏は今回の指数について「やや失望的だった」と述べ、「経済成長の勢いは依然鈍く、民間セクターのセンチメントも弱い」と指摘。「政府は金融・財政緩和をさらに進め、成長を支援すべきだ」と話した。
  3日に発表された中国国家統計局の調査による5月の非製造業PMIは55.5と、半年ぶりの高水準に上昇。
同日発表のHSBC/マークイット調査による5月の製造業PMI改定値は49.4と、引き続き50は割り込んだものの、4ヶ月ぶりの高水準だった。
以上、ロイター

中国国家統計局など中国政府系の指数は、希望的な指数が織り込まれており、あてにならない。特に貿易については、内容がデタラメで参考にもならないときがある。
 貿易や製造業が長らく停滞しているのに、いくらタイムラグが発生してもいつまでも消費支出が伸び続けることは不可能だ。
いずれ自動車の売れ行きにも経済の波が押し寄せてくる。すでに景気の波を受けやすく2台目も普及している沿岸部より、内陸部へ営業力をシフトしているメーカーも多い。
中国では、こうした統計数字を批判し、政治政策問題まで言及すれば逮捕される一党独裁国家である。日本でも秘密保護法を拡大解釈していけば、憲法と同じでどうにでもなる。こわっ。
 

[ 2014年6月 5日 ]
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