アイコン 世界遺産の「富士山」がウンコの山に 嘆かわしい事態に

富士山環境や景観の保全が求められている世界文化遺産の富士山で、登山道のトイレの無い場所に多数の汚物が放置されている。
国は再来年2月までに、保全計画をユネスコに提出するよう求められていて、専門家は日本の管理能力が問題視されるおそれがあると指摘している。
富士山の夏山シーズンの終了を受けて静岡県が登山道を調査したところ、須走ルートの5合目から900メートルほど登った場所に10メートル四方にわたって多数の汚物が放置されていた。
富士山の登山道には、複数のトイレが設置されているが、5合目と新6合目の間にはないという。また、山頂の東側にも複数の汚物があるという。
まるでウンコの山だ。

富士山は、平成15年に世界自然遺産を目指したが、汚物の放置がユネスコから問題視され、国が推薦を見送る理由の一つになり、静岡県などが微生物で処理するトイレの設置を進めてきた。

昨年、世界文化遺産になってからは環境や景観の保全が厳しく求められるようになり、携帯トイレを配布したり環境を汚さないよう呼びかけたりするなかで、問題が明らかになっていた。
ユネスコの諮問機関の委員を務める東京大学の西村幸夫教授は「日本に世界遺産を守る管理能力があるのか問題視されるおそれがある」と指摘しているという。
登山する観光客が多すぎ、山頂の山小屋などに設置しているバイオトイレでは、処理能力をはるかに超える糞尿に処理できない問題も浮上している。
登山客も、トイレが設置されているところで処理するのが、登山者としての常識であり、万が一の時には、携帯トイレで処理すべきである。

登山の常識などなくなった日本人と、最初から無い外国人たちが、霊峰富士山をウンコの山にしてしまおうとしている。国や県は「霊峰富士」を観光客や外国人観光客の増加をはかるため、世界遺産に登録申請し、異常なほど富士山登山の観光客が押し寄せた。しかし、一方で、ウンコもテンコ盛りに、トイレ以外のところで野ざらしにされている。その責任は、常識外のところでウンコした観光客とともに、なんら規制しない国や県にその責任があろう。

入山客に対して、入山料を一律5千円以上に設定し、帰山するときに持参した拾ったゴミの量により、最大4千円返金するシステムはいかがだろうか。清掃も兼、その収益金で、トイレも設けられるだろう。
(ガラパゴス諸島の入島料、13歳以上100ドル)
登山の常識のある人にとって、富士山の山頂にウンコはあってはならず、誰だって見たくもないだろう。
山の神々が、神も恐れぬヒトの傲慢さとその臭さに怒り狂い、早期に爆発させるかもしれない。

中国人が日本にはゴミ一つ落ちていないとネットで驚きとともに絶賛している。しかし、現実は、海岸はゴミの山、防波堤では釣り人が撒き餌のナイロン袋や仕掛けのゴミ・ペットボトルなどを放置して帰っている人がなんと多いことか。それが日本の現実だ。

[ 2014年9月16日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索